・2010年10月23日(土)24日(日)
・霧島市上野原縄文の森にて
・共演:国分中央高校ダンス部の皆さん
・出演:松永太郎バンド
松永太郎(Vo,G)、永志保(Vo,三味線)、満田昭人(Key)、了徳寺洋(Gt)、上谷耕平(B)、リトルM(Dr,Per)、森田孝一郎(Dr,Per)
2007年5月の春祭りにさかのぼる縄文の森でのイベント対応。全ては、演出家松永太郎さんとの出会いにはじまり、バンドメンバーや国分中央高校ダンス部の皆さん、そして高校生ミュージカル「ヒメとヒコ」関係者の皆さんとの出会いにつながり、今や大隅、奄美、国分など多くの人たちを巻き込んでの大プロジェクトとなりました。
その初心にかえらせてくれるのが、このバンドと国分中央高校ダンス部の皆さんとの共演によるココ上野原縄文の森での縄文パフォーマンスです。今回も松永さんの作詞作曲、奄美民謡の編曲によるオリジナル作品を我々松永バンドが演奏し、全国トップクラスの国分中央高校ダンス部が曲に合わせて見事な演技を披露してくれました。
特に2日目は雨が降りながらもイベントは予定通り開催。バンドはテントの中でなんとか演奏できますが、ダンスは・・・。開演時間前に行った雨よやめやめドラムサークルのおかげ?で、雨がちょっと小降りになり、ダンス部の女子高生らは衣装に着替えてスタンバイ。松永太郎バンマスがバンドにキュー(音出しのサイン)出す直前、轟音と共にバケツをひっくり返したような土砂降りの大雨。でも、今更引き返すわけにいきません。ズブ濡れの女子高生達によるダンスパフォーマンスははじまりました。しかし当の女子高生たちは嬉々とした笑顔で、そんな状況を愉しんでいる様子。そんなけなげな女子高生達の演技に、ボクら大人のバンドが発奮しないわけがありません。熱く冷静に、純粋無垢なダンサーたちの迫真の演技をサポートしましたよ!
雨で来場者は少なかったですが、テントの中のお客様たちは大満足だったことでしょう。この一体感や感動は、きっとつながっていき、地域にその力が還元されていくことと思います。
また、ヒメヒコ舞台での演技はもちろん、バンド演奏でのうたから多種にわたる楽器演奏、そして地元FMかのやでのプロデユースからエンジニアまで多彩な才能を発揮しているマルチ高校生、リトルMのバンドデビューも今回のトピックでした。大人顔負けのステージ度胸に、今後どこまでその才能が伸び、どのように開花させていくのか、楽しみであると同時に、丁度同じぐらいのトシのウチの長男の成長ぶりと比較してみて、自らの指導ぶりをふりかえってみたり・・・なんかいろいろ面白いわけです。
松永太郎バンドは、11月13日に志布志市松山町やっちくふれあいセンターでの高校生ミュージカル「ヒメとヒコ」本番を控え、当日夜は、やっちく祭り前夜祭にてライブをします。
高校生と大人が一緒になってつくりあげる、松永太郎バンド、そしてヒメヒコに足を運んでいただき、何かを持ち帰っていただければと思います。
・2009年10月15日(木)19:10~19:45
・鹿児島城山観光ホテルエメラルドホールにて
・出演:Swing Time Spetial
尾崎佳奈子(A.sax)、田島良一(Piano)、松元龍宏(Bass)、森田孝一郎(Drums)
+ Lileth(Vo)
・ご依頼:株式会社南日本情報処理センター(MIC)様
MICさんは鹿児島の最大手情報処理企業。ボクの前職はインターネットプロバイダー勤務の企画営業マンで、MICさんもインターネットプロバイダーを運営しており、強力なライバルだったのです。経営層もその業績を競い合いながらも同業者のオピニオンリーダーとして地元のICT化推進に協力し合い、現場の人間同士もライバルとしてお互い切磋琢磨しており、ボクが前職を退職後もそのご縁は継続していました。そんなMICさんから創立40周年記念パーティでのジャズ演奏依頼。現在のC社長が、よくジャズライブにおいでいただくこともあり、ヴォーカルのリレットさんをはじめとする、鹿児島でコーディネートできる最高のプロミュージシャンをとのご要望。気合が入りました。
それで、今度はボクのジャズミュージシャンの皆さんとのご縁。サックスの尾崎さんとはここ数年来、いろんな演奏現場を共にしている同志。ピアノの田島さんとは、ボクが学生時代から天文館の盛り場で一緒に演奏させていただいており、最近も時々ご一緒させていただいています。ベースの松元さんは、かつて渋谷毅(Paino)さんともレコーディングされた鹿児島のジャズミュージシャンの大御所であられ、ボクが天文館でジャズ演奏の仕事をはじめたとき、言葉少なながら重たいお言葉でかなり鍛えられました。そしてヴォーカルのリレットさんは鹿児島にいながら東京でのレギュラー出演もこなす第一線のヴォーカリストで、ボクとはやはり20年以上のつきあい。時々リレットさんご夫婦が経営されるジャズスポットリレットにてセッションやライブをさせていただいています。しかし、尾崎さん以外の3人のジャズ先輩方は現在、それぞれの活動をしておられ、普段一緒に演奏することはありません。それでもメンバー5人で本番前に豪華中華料理で食事をしたのがとても楽しく、おはなしをきくとそれぞれ十数年振りとの事。それにしてもミュージシャン同士の会話は、いろんな逸話や伝説がありとっても面白い!
リハでは音響環境に慣れるのに苦労しましたが、本番は、楽しく美味しいディナーコミュニケーションのおかげでとってもリラックスしてお客様方にも楽しんでいただける演奏ができました。さすが、皆さん鹿児島の最高のプロフェッショナルジャズミュージシャン!
前職のご縁と、ジャズご縁で地元ジャズ界の大御所の皆さんと今回の演奏ができたこと、とても感慨深いものがありました。
ご依頼いただいたMIC様、ボクからの招集に応じていただいたミュージシャンの皆さん、楽しんでいただいたMIC社員の皆さんに感謝。
・2009年8月8日(土)19:00~20:00
・ガーデンヒルズ松陽台ふれあい公園にて
・観客:約200名
・出演:尾崎佳奈子クァルテット
尾崎佳奈子(A.Sax,Clarinet & Flute)、塩屋祐典(Piano)、有村譲治(Bass)、森田孝一郎(Drums)
団地の皆さんと団地を管理する住宅供給公社の職員の皆さんとによる手づくりの夏祭りで演奏させていただきました。屋根の無い特設ステージを中心に、ゴム銃、お手玉、コマ回し、折り紙、竹とんぼ、手づくりおもちゃなど「遊び」のテント小屋が並び、ステージでは団地に隣接する松陽高校の生徒達が吹奏楽やアカペラコーラスを演奏、会場の一角ではバーベキューが無料で振舞われていました。一般の夏祭り会場のような出店は全く無く、なんとほのぼのとした手づくり夏祭り。
しかし…。
開会直前から恐れていた雨が降り出しました。
それでも実行委員会の皆さんや参加者の皆さん、全員でテントやシートやターフなどをあれこれ移動したり、ターフに溜まった雨水を落としたり、子どもから大人まで全員がずぶぬれになりながら、雨の夏祭りを楽しんでいました。バーベキューは、ターフ内の雨水がかぶらないわずかなスペースで焼かれ、食べる人は雨の中で焼肉のタレを雨水で割りながら「うまい、うまい」と。
で、ボクたち尾崎佳奈子クァルテットの演奏は・・・。
もとより雨天時はお祭り中止ということでしたが、お祭り開始後に雨が降り出し、それでもたくさんの地域住民の方が会場でずぶぬれになりながらお祭りを楽しみ、ボクらの演奏を楽しみにしていらっしゃいました。実行委員会の方も「ご無理なさらないで・・・」とのことでしたが、「遊び」のテントをステージに移動し、機材をビニールで養生し、なんとか音を出せる状況になりました。
通常ならあの雨で、急遽しつらえのテントで雨は入り込み、目地からは水がガンガンもれ、床は水溜まり状態で演奏はしなかったかもしれません。いえ、ただ呼ばれて演奏します、雨なら演奏せずに帰りますがギャラはもらいますってバンドなら、確実に演奏しなかったことでしょう。
しかし・・・。
暗い夜の雨の公園で、傘もささずにステージ前でずぶぬれで立ちすくみ、ボクらのジャズがはじまるのを待っている子どもたちや大人たちの姿が、ボクたちの音魂に火をつけました。足元はビシャビシャ、手元もヌルヌルでしたが、この音魂、みんなの心に響けよ!とばかりに、ドカビシャバシャドカドドドドーン♪とドラムソロから演奏しました。ボクのドラムも、もう付き合いのながいヤツなのでそんなボクの気持ちと一緒です。雨ざらしになりながら音は抜けなくとも必死にジャズを鳴らしてくれました。会場も暗くなり、雨の中、子どもたちにとっては危険も伴うとのことで、演奏時間を短縮しようとしましたが、尾崎さんをはじめとするメンバーも、この非常空間での演奏で異常なハイテンションとなり、結局当初の予定通り60分フルタイムで演奏。しかし濡れながら聴いてくれた皆さんにきっと何かが伝わったものと思います。
翌日、全ての楽器類をケースから出して、乾いたタオルでふきふき。
みんなニコニコ、気持ちよさそうで、いい演奏ができて、みんなによろこんでもらえてとてもうれしそうでした。
・2009年8月1日(土)19:25~19:35
・鹿児島サンロイヤルホテルにて
・観客:500人以上
・出演:Swing Time
尾崎佳奈子(A.Sax)、林田恵理子(Piano)、有村譲治(Bass)、森田孝一郎(Drums)
・ご依頼:玉龍高校24期同窓会様
毎年夏に行われるボクの母校、鹿児島玉龍高校の全卒業生対象の同窓会の、エンターティメントアトラクションとしてジャズ演奏をさせていただきました。玉龍高校は文武両道を校訓とし、ほとんどの生徒が部活と勉学とを両立させることを旨としていたのですが、ボクは授業が終わると即座に他校の音楽仲間とバンド活動に出向いていました。それが卒業して24年後の今、こうやってボクの音楽活動を認めていただき、同じく玉龍出身であるアカデミー賞受賞の加藤監督や、女優の重田千穂子さんなどを差し置いて、ボクなんぞ一介のジャズミュージシャンに、演奏のご依頼を承れたこと、とても光栄でうれしい限り、玉龍の校訓である玲瓏なる美しい魂を感じました。
メンバーはいつも一緒に演奏活動をしている仲間たちで、それぞれの見せ場をつくりながらステージを盛り上げてくれました。
そして前後調整、バックステージ、事後対応、幹事学年の先輩方が不慣れながらあれこれ手を尽くしてくれたおかげで、たった2曲だけだったのですが、とても気持ちよく演奏できました。
演奏後、ボクは同期生のテーブルに戻り、みんなと一緒に旧交を温めました。その中で同期生以外からもたくさんお声かけいただき、ボクらのジャズ演奏をご評価いただき、とてもうれしく思いました。
母校を同じくする同窓生の皆さんから、自分の仕事を評価していただけることがこんなにうれしいものとは思いませんでした。本当にありがたいことでした。
今回、たった2曲でしたので・・・続きはライブ会場で、お会いいたしましょう。
ありがとうございました。
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