・2015年10月12日(祝・月)10:50~21:20
・かごしま県民交流センター中ホールにて
・ワークショップ参加者:述べ約150名以上
・アクティビティライブ参加者:約200名以上
・ゲスト+実行委員:50名
ただ今、充実の達成感。ついにやり終えた。構想3年、準備1年のリズムとダンスのフェスイベントをやり遂げました。
私自身が、ジャズドラマーであると同時に、ドラムサークルファシリテーターであり、その源流たるリズムのスペシャリストをめざし、鹿児島県三島村硫黄島にある、みしまジャンベスクールの年間講座に通ったのが2006年~2008年、同時にドラムサークルファシリテーター協会つながりで、ペッカーさんや、石川武さんらとの交流の中でラテンリズムを学び、そして2009年ごろから鹿児島在住のダラブッカ奏者けんけんの主催するアラビックパーカッションのワークショップを受講し、鹿児島出身のサルサダンサーGENKI先生のレッスンやパーリーでサルサダンスを習い、貴丸先生のタップダンスも習い、そして昨年1月、サンバのカリスマ、ゲーリー杉田師匠と、鹿児島にサンバチームをつくったのです。
世界のリズムとダンスが鹿児島にあつまっている。これらを一堂に会したイベントをしたい。でもボクのスケールには大きすぎる。どうしたらいい?国民文化祭に提案したら!?採用された!そこから怒涛の準備作業が満載、こんなタイヘンなイベント、二度とやるか!みたいな。
でも、本番1日だけの楽しさとあつまっていただいたお客様、ゲスト、実行委員総勢約300人の笑顔を見ると全ての苦労が吹っ飛び、また来年やろう!と・・・。ビョーキですな。
=オープニング・ウェルカムセッション=実行委員みんなでリズムでウェルカム!
=ワークショップの部=11:00~17:05
<<アラビアン>>パーカッション:木下けんけん賢也 ベリーダンス:madoka
ダラブッカが20台以上並び、当然ながらそれを叩く人が20人以上いるという壮観な絵に、けんけんもmadokaさんも息を呑む光景。
アラビアン基本3つのリズム、マルフーフ、サイーディ、そしてマクスームを骨格に、ドラムソロ、ダンスと同時に組み立てて行きました。のっけから会場がエキゾチックな雰囲気で、カゴシマアラビア~ン。
<<アフリカン>>パーカッション:徳田健一郎 ダンス:橋本里美
フロアに収まりきれない受講生の数で、客席にドラムを設置。
アフリカンワークの定番!ククのリズムを基礎に、ブレイクを交えながら、ダンスと共に、どんどん場のエネルギーを増幅させていく手法は、徳田校長、圧巻のワークでした。里美先生のダンスワークも、海外公演を経て、より濃いものになっていて、リズムとダンスの価値を、原始の時代のように取り戻したい、という気持がより強くなりました。
<<サンバ>>パーカッション&ダンス:ゲーリー杉田
ゲーリー師匠は、本物のサンバを日本中に広めてきて、その熱い思いから、ついサンバやブラジルの伝統文化の話が長くなり・・・気付いたら、持ち時間半分以上経過。ボクがゲーリーさんに「そろそろ体験を・・・」と耳打ちしたら!
まずスルドの低音でリズムのベースをつくり、カイシャ、ヘピニキ、ショカーリョとリズムを重ね合わせてみると、鹿児島のサンバチーム、都城のサンバチームと経験者も多く、そこから30分以上、パーカッション受講生は叩きつづきけ振りつづけ、ダンス受講生は踊りつづけ、10分以上経過したあたりから、アドレナリン大量分泌、トランス状態へと移行して、気持ちイイ!!!!
ゲーリー道場、門下生は、よくコレ(長時間演奏)やりますが、はじめての方はかなり面食らったことでしょう。しかし、その爽快な笑顔から、サンバの楽しさを十分に感じてもらったようです。
<<ラテン>>パーカッション:ペッカー ダンス:GENKI
ペッカーさんのラテンワークは何度も体験していますが、ダンスとの
同時進行と言うのは、ボクの経験上で、はじめてのこと。パーカッションとダンスがはじめ、別々に進行していきますが、不思議とお互いが邪魔にならず、時間の経過とともにいつの間にかパーカッションのリズムとダンスがシンクロしているという、まるでドラムサークルのようなペッカーマジックを学ぶことができました。
ABCBABDD!でも、ダンス受けたかったなぁ。。
=アクティビティライブの部=17:45~21:20
ワークショップの部が終わって、一旦会場をリセット。ステージセッティングに一部手間取り、予定より15分遅れて会場。すると!一気に会場が満席になったのに、びっくらポン!
<<アラビアンライブ>>アラビックパーカッション
けんけんのドラムソロにからむ、madokaさんの妖艶なダンスに会場は釘づけ。
アラビックパーカッションの美しい響きに、きらびやかで露出はげしい衣装のダンサーたちが入れ代わり立ち代わりその妙技を披露。ライブトップバッターにふさわしいパフォーマンスで割れんばかりの拍手喝采!ブラボー!!!!
<<アフリカンライブ>>アフロ de MISHIMA
ママディ・ケイタ公認のTTMDAみしまジャンベスクールの徳田健一郎校長率いる、最強のアフリカンチーム。強力なジュンジュンとジェンベによるビート、躍動するダンス、その疾走感に客席は唖然としながらも、アフリカの大地の風を感じながら、人類の故郷への思いを馳せていたことでしょう。
<<サンバ・ボサノバライブ>>Terra do Samba & B.U.K/阿部浩二(7弦ギター)、石井幸枝(フルート)
アラビアン、アフリカンと尻上がりに盛り上がった後に、なんとも哀愁漂う癒しのブラジル音楽に会場は、感嘆の吐息。そしてゲーリー師匠の渋いバリトンボイスに感動の涙を流す方も。伝統的なショーロに、おなじみのボサノバナンバー。そして、最後は鹿児島のサンバチーム、ブロコ・ウルバナ・カゴシマ(B.U.K)とのコラボで一気にボルテージをあげて、会場を温めて、ラテンライブへバトンタッチ!!我ながら、コレ以上はあり得ないステージ構成。
<<ラテン・サルサライブ>>クアトロ・ロコス&SAYAKA,GENKI,CARLOS
そして、今回のイベントの一番の目玉。ラテン音楽界の大御所ペッカーさんと知り合ってから、ペッカーさんには、何度かリズムイベントで来鹿してもらってますが、バンドで来てもらうのが念願でした。日本初のサルサバンドで、今も活動をつづけるペッカーさんリーダーのオルケスタ・デ・ル・ソルは大所帯なので経費的に難しく、このクアトロ・ロコスをずっと呼びたかったのです。そこに鹿児島に縁も深く、ロコスとの共演経験もあるバイオリンのSAYAKAさんとダンサーのGENKIくんを加えると、もうコレ以上望務ことは何もない、最高のラテンバンドに!
ペッカーさんが叩き、うたい、キムチさんも叩き、うたい、ゲタ夫さんがベース弾きうたいおどり、ヤン津垣さんの陽気なピアノとルンバダンスに会場は大爆笑!そしてそんな大ベテランおやじたちの中にあって、SAYAKAさんの美しいバイオリンの音色とうたが大いに華やいだ雰囲気をかもし、特別ゲストのカルロス・セスペデスさん(キューバ)による、うたで会場はキューバの音楽ホールと化し、最高潮に。そして満を持してGENKIくんはじめその生徒さんたちによるフロアダンスで、さらに会場はヒートアップ!
当然それでは終わらず、最後は盛り上げ職人ペッカーさんのリードで、アラビック、アフリカン、サンバの演者たちも演奏とダンスに加わり、会場は総立ちどころか総踊り連状態の大どんちゃん騒ぎ世界大会に!!
世界中のリズムとダンスは、すべてひとつ。この輪(和)を広げたい!
こんな大人たちの元気を、子どもたちの未来にも届けたい!
関係してくださった全ての皆さんに心より感謝申し上げます。
よし、来年もやろう!
※写真:西元大作
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