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【再燃】鹿児島ジャズフェスティバル2021ウィンターセッションの出来事

269713864_4611222192259598_1476020206674 ・2021年12月24日(金)4日間のフェス最終日
・鹿児島市宝山ホールにて
・約700名様ご入場
・出演アーティスト:鹿児島ジャズフェスティバルWEBにて
・主催:鹿児島ジャズフェスティバル実行委員会

<<突然のオファー>>

 実行委員長にしてピアニストの松本圭使さんのオーガナイズで、2017年から毎年開催されている鹿児島ジャズフェスティバル。第1回目から毎年大きな成長とコロナ禍を乗り越えての変化を遂げ、今や国内有数のジャズフェスに。
 ボクは長年の鹿児島ジャズシーンと国内ベテランアーティストとのパイプから、第1回目から実行委員アドバイザーとして関わらせていただいており、今年もその役割でおったところ、松本実行委員長からなんと、出演のオファーが!耳を疑いました。。

 確かにボクはジャズドラマーだけど・・・鹿児島ジャズフェスティバルは、国際的に活躍する国内外のトップクラスのアーティストが「今の音」をぶつけ合う場。ボクなんか、40年近く演奏してるけど、鹿児島だけで演奏してきたローカルジャズマン。いいのか!?でも勝手知ったる松本実行委員長とのピアノトリオで、ベースも以前、東京でセッションしたことのある鹿児島出身のベーシスト伊地知大輔さん、ということで、ヨシやったるかー!の二つ返事。

<<不安と決意>>

 それでも、自分の身体の右半身麻痺という障害のきつさから、片腕ドラマーに転じてその面白さを発見しても、一昨年からのコロナ禍の中での数少ない演奏機会の度にこれが最後(ドラマー引退)のつもりでやってきたので、出演オファーの電話切った後「コレは圭使からの最高の引退花道というプレゼントかも」と頭をよぎったのです。269601736_4611222638926220_7062072628076

 思えば、ボクは元来ジャズドラマーというプレイヤーにして、ジャズクラブパノニカ故中山信一郎さんの遺伝子を継承してきたオーガナイザー。そんなボクの二足の草鞋姿を、松本圭使さんは10代の頃から20年近く見てきたであろうし、鹿児島にいてジャズで暮らす、とはそういうこと(演奏以外もできることは全てやる)であろう、と伝えられていたらウレシイな、とずっと感じてた。でも、知る限り国内にはそんな人材はあまりいない。プレイヤーがオーガナイズすると、プレイヤーが芸術表現に集中できる環境をつくれる。だから(プレイヤー松本がオーガナイズする)鹿児島ジャズフェスティバルは素晴らしい!と、ゲストアーティストの皆さんが口をそろえる。
 ボクも「みんなで育てるかごしまジャズフェス Sweet Potato Jam」の実行委員長として2011年から5年続けて主催、その心労たるやワカルつもりだけど、鹿児島ジャズフェスティバルも奇しくも今回5回目。そのスケール感たるや比較にならない、って!(笑)

<<本番当日起きた事>>

 さて、ボクの出番はフェス最終日のウェルカムステージ30分。いわゆる前座だけど、舞台は天下の宝山ホール、氣愛が入らないワケがありません。いつもなら入念に前もって曲構成や演出の打合せ、必要なら事前リハなど、できるかぎり最大の準備を行うところ、重ねて言いますが!舞台は天下の宝山ホールですから!でも・・・イベント運営で頭飽和状態であろう実行委員長松本圭使さんに、当日の演奏直前まで本番の構成について確認するのは遠慮しました。それは、プロのジャズマンたるもの、メモリー(何百曲と記憶)しているスタンダードナンバーを当日の音出しだけでステージを成立させられる、そんなジャズ本来のアドリブを重視したオーガニック(自然発生的)な演奏でオーディエンスを納得させられるアーティストだけをラインナップしてる鹿児島ジャズフェスティバルの出演者に、ボクを選んでくれた彼へのボクなりの敬意と感謝の気持ちでした。

269993053_4611221955592955_4099819209679  でも天下の宝山ホールで、本番まで何を演奏するのかわからない、というのはさすがに胃が痛くなったので・・・本番当日の早朝、彼の寝起きを襲って!!(笑)ボクはこの4曲をしよう!と提案しました。彼はさすが一流のジャズマン、即返で「やりましょう!」っと。

 本番1時間前に軽く20分ほどステージリハ。みんな驚くけど、これだけで本番演奏できるのがプロのジャズマン。やはりホールステージの緊張感は氣持ちイイな!
 そして迎えた本番は、MCも任されたけどいつもの面白おかしネタは封印・・・(笑)
 曲は・・・
 1. Beatrice
 2. Monk's Dream
 3. Brame it on my youth
 4. On green dolphin street

 演奏内容は、本番中、不慣れな共用ドラムセットを左手だけで演奏する位置関係のズレや、両足で踏み込むペダルスプリングの細かい張力加減がコントロールできず「あいちゃー!」の連続。。それでもこの最高の大舞台で3人、音を交換し合うのが楽しくて最後の曲では一部、右手もつかってみた!動いた!
 ウェルカムステージは配信されなかったので、関係者用のテスト配信動画を今観ながらこの原稿書いてますが・・・イイ!コレもりぶードラム!?素晴らしい!タイミングと音色、実にイイ感じのピアノトリオ演奏になっていて、ビックリ!

 そしてフェス最後のグランドフィナーレでも、出演者総出の中に入れてもらい、なんと両腕でドラムソロ!頭真っ白になり、力みすぎて右手も身体も全然動かず・・・ああああ!!!・・・ってなったけど、アーカイブ動画で観るとそれなりに様になってる!?

 

 <<再燃>>

 そして思ったのは・・・このままでは終われない!(笑)

 2022年1月、両腕ドラミングへの再チャレンジがはじまってます。

 

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