【増幅】令和3年度文化庁芸術派遣事業鹿児島盲学校ドラムサークル
・2021年6月28日(月)09:40~11:25
・鹿児島県立鹿児島盲学校体育館にて
・参加者:生徒+職員+関係者=約50名
・ファシリテーターチーム:もりぶー、みわ、かずま
・ご依頼:NPO法人かごしま子ども芸術センター様
視覚障害を抱える子どもたちによるドラムサークル。アテンションからアイコンタクト、ストップカットにボリュームダウン&アップ、ランブル、そしてサークルパーテーションといった参加者の視覚に訴えるコンタクトキューはあまり、いや、ほぼ期待できない。
では、どの感覚に訴求するか!?「聴覚」と「触覚」しかない・・・と捉えるか!?「聴覚」と「触覚」がツカエルじゃん!!っと捉えるか?当然、スポ魂(スーパーポジティブ魂胆)マインドに照らせば後者なのだ!
でも、アテンションからアイコンタクト、ストップカットにボリュームダウン&アップ、ランブル、そしてサークルパーテーションといった参加者の視覚に訴えるコンタクトキューは、DCF(ドラムサークルファシリテーション)を学ぶ過程で最初に学ぶ王道の基本中の基本的スキル。今さらながらDCFの基本スキルは「視覚」に訴えるリソースであること氣づかされました。ナルホド!
ってことは・・・それらDCFの基本スキルがつかえない、っということ。どうする!?もりぶー!
大丈夫!ドラムサークルで表現するのは「音」だ!ボクにはその音にアプローチする「声」もある!その「声」に意味を持たせる「言葉」だってある!うあー!!!いろんな道具があるんだなー!!!だから!アテンションからアイコンタクト、ストップカットにボリュームダウン&アップ、ランブル、そしてサークルパーテーションといった参加者の視覚に訴えるコンタクトキューを、「音」と「声」、そして「言葉」でアプローチすればイイかも!待てヨ!それだけでは「聴覚」にしかアプローチできない。もうひとつツカエル感覚「触覚」にアプローチするには!?
1. 同じタイコを一緒に叩くドラミングトゥゲザー!
2. 優しくそっと触れるソフトボディタッチ!
今回の対応では、見えなけえば「音」と「声」、そして「言葉」だろうってことより、実はこの「触れる」ってことに細心の注意をはらいF(ファシリテーション)しました。全体コンタクトでは「音」と「声」、そして「言葉」を会場全体の氣の伝導で伝えますが、個別コンタクトでは各生徒さん個別のの特性(視力の度合い)がワカラナイので、そっと近づいての声掛けやボディタッチは、とても難しかったですが、通じ合えた瞬間の感動は、通常のドラムサークルでは決して味わえないものでした。
そうやってできあがっていくリズムから信じられない躍動感がほとばしり、日本伝統の音頭リズムから「おさるのかごや」でお祭り騒ぎ・・・・小さな女の子のブラジル人かよ!?ってなスルドのキープから「トリステーザ」サンバエンヘードに転じ、息切れた全体をもりぶーワールドリズムカルチャーのお話で整え、クールダウンのスローテンポから超美しいメロディックセッションでグランドフィナーレ。
最後のメロディックセッションでの新発見。視覚が閉ざされた状況でトーンチャイムをふる、という演奏行為は完全なる自己選択をつかった演奏となり、それはそれは今まで聴いたことない自由楽園即興音楽の現出。チキンスキンスタンディング!(鳥肌が立った)
その場にいる全員で「聴覚」と「触覚」の増幅を共有しました。
教育の場だけでなく、医療・福祉、ビジネス、コミュニティなど全ての場で感覚の増幅を!
ドラムサークルがソレを実現します。
お問い合わせはリズムハート(全国対応)まで。
素晴らしいセッションに、打上げのランチミーティングは、慈眼寺そーめん流しで乾杯!
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