【祝詞】神雅乃調(カムサビノシラベ)音楽会@枕崎南溟館
・2020年1月12日(日)15:00~17:00
・枕崎市文化資料館南溟館にて
・お客様:約140名超満員!
・出演:Art Scramble Of Kagoshima
實吉國盛ちゃん麻呂の守(管楽器、祝詞)
鈴木シナモンの守(洋琴、編曲)
森田孝一郎もりぶーの守(太鼓、演説)
客演 中島リカ姐さんの守(三味線、をどり)
スピードキング小城の守(音響照明、音いろどり)
ボクが大好きなフリージャズグループ「アート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AAOC)」へのオマージュとして4年前に結成した「アート・スクランブル・オブ・カゴシマ(ASOK)」は、1980年代のAAOC全盛期に新宿アンダーグラウンド界を席捲していたニュージャズシンジケート出身のちゃんサネさんのパフォーマンススキルがバンド結成をキメた。
しかし、結成ライブを前に当時のピアノUEがビョーキ離脱、トラ(代役/エキストラ)を入れてライブするためリハーサルするも、リーダーのもりぶーまでライブ直前UEの後を追うようにビョーキ離脱。それから3年半の時は過ぎ・・・・UEは、鈴木シナモンに生まれ変わり、もりぶーもドラマー復帰した2019年の夏、ようやくASOK初ライブが実現。その演目がこの「神雅乃調(カムサビノシラベ)」。
コレは、AAOCが人類の故郷アフリカへの原点回帰を目指すのと同様、我がASOKが目指すのは「和の精神」。ちゃんサネ扮する實吉國盛ちゃん麻呂の守が唱える和の言霊が宿る祝詞にASOKの即興演奏(フリージャズ)をからめるという、前代未聞の独創的音と言葉のフリーダムアートフォーム。このアイディアを育て、音と言葉で自由と平和を奏で広げていく、昨夏からの第2回公演が今回の神雅乃調音楽会@枕崎南溟館。
枕崎は、日本本土最南端の港町にして、風の芸術展を主導する世界有数のモダンアートのまち。そして、ちゃんサネこと實吉國盛ちゃん麻呂の守のふるさとでもありますので、ちゃん麻呂の守が唱える祝詞には、ふるさと枕崎への思いがたっぷりちりばめられました。
でも開演するまでは、この祝詞とフリージャズという独創的なコンセプトが、枕崎市民の皆さんに受け容れられるのか、それよりもお客さんは観にいらっしゃるのだろうか!?という大きな不安がぬぐえぬまま・・・それが、開場前から長蛇の列、直前集客予想90数名を大きく超え、イスが足りず、高齢者多い過疎の町、屋外のベンチまで総動員の140名超満員。
そんな満席の会場で繰り広げられた演奏は、途中飛び入りも入り、宇宙の成り立ちから生命の誕生、そして枕崎の四季、まつりからの世界の安寧まで。この神雅乃調は、開演前の不安を軽く吹き飛ばして枕崎の皆様に熱く受け入れられ、演奏後は多くの高齢者のお客様方が泣いて出演者に握手を求めるという感動のフィナーレで幕を閉じることができました。ありがとうございました。
ASOKによる祝詞とフリージャズという独創的なコンセプト公演、全国各地の地域起こしにお役にたてるよう精進いたします。演奏依頼のお問い合わせは、リズムハート森田まで。
写真提供:すし匠五条様のブログと、fb友だち2名様より許可いただき転載
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