【感性】文化芸術による子どもの育成派遣事業ドラムサークル@水引小
・薩摩川内市立水引小学校体育館にて
・参加者:全校生徒+先生方=約130名強
・ファシリテーター:もりぶー、みわ、しほ、ゆたか
・ご依頼:NPO法人かごしま子ども芸術センター様
先月の阿久根市立脇本小学校に続いて北薩地区、大綱引きで有名な薩摩川内市にある水引小学校での全校生徒約130名によるドラムサークル。前回、水引中学校と合同で200人の対応が2014年の7月だったから、今の4年生以上はドラムサークル経験済。さて、どうなることやら・・・・
ドラムサークルファシリテーションの流れについては、ボクなりの経験と学習から想定される4つのフェーズがあり、ファシリテーションスキーム的には、場のデザイン>対人関係づくり>構造化>合意形成という流れ(ファシリテーション4つのスキル)。ドラムサークルファシリテーターのモード変化としては、支配者>ディレクター>ファシリテーター>オーケストラコンダクター、という流れ(Learned from Mr.Arthur Hull's VMC method.)をいつも想定して、実践しています。しかし、今回のケースは、その流れを逆行してみる、という子どもたち自身の選択に、ボクたちファシリテーターチームがさらされる、試されるというとてもレアなケースとなりました。
なんと、そろそろいい感じで音がそろってきたかな?という段階で、いきなり再びカオス(混沌)に突入したり、ボクたちのキュー(合図)とは無関係に、子どもたちは自分たちの意思で、声(リズムボイス)出したり、テンポアップしていきそのままランブルに突入し、自分たちでストップカットしようとしたり、というボクの12年に及ぶ経験ではじめてのことが起きたのです。
それは、ファシリテーター(場の目的を促進、容易にする人)の上記意図によるアテンションやシークエンスの提示と、それによる子どもたちの選択の関係性を、子どもたちがボクたち大人に教えてくれているかのような、深い示唆に富んだ時間。同時に、時間経過と共に、子どもたちの、音やキュー(合図)に対する感度の変化、個人の積極性の在り方が他に影響を及ぼす伝播力など、この場が「輪(和)であること」の意味を普段のドラムサークル以上に感じました。それらは子どもたち自身が感じとり、選択した行動や表現により導き出された結果であり、一番の大きな成果は、参加者の子どもたちだけでなく、先生方とボクたちファシリテーターチームが、それらを輪(和)の体験として記憶し、共有できたことだと思いました。
子どもたちの感性って、とてつもない可能性を秘めています。これを体系化して社会に活かすことができないかな・・・!
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