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【意図と反応】文化庁派遣事業ドラムサークル@阿久根市立脇本小

Wakimoto_dc180124 ・2018年1月25日(水)09:50~11:35
・阿久根市立脇本小学校体育館にて
・参加者:4年生~6年生+先生方=約100名強
・ファシリテーター:森田孝一郎、重田みわ、河野しほ、
 鹿児島と熊本の県境に近い、阿久根市。絶品の魚介類を産する海の街。そんな水産資源に恵まれた自然豊かな地の子どもたちは・・・・・実に美しかった!!!!
 冒頭の座先決めゲームを始める前のオリエンテーション時のおとなしさと集中から、ドラミング開始直後のカオスは意外でしたが、そのカオスからテンポキープ、ランブル、各種ピックアップへの反応による場の変化と成長の過程は、他校に無い美しさと独自性がありました。
 でも、その美しさと独自性にとらわれるあまり、前半終了予定を15分もオーバーさせてしまい、そこまでの1時間でドラムサークルとして完成形に近いカタチまで伸張してしまったせいか、休憩をはさんでの後半の集中が散漫になってしまう反応から、あの美しく成長したドラムサークルは単純なドンドンしか出てこないドンドンパラダイス(旧呼称:ドンドン地獄)に変容・・・・。Dsc_4032s
 後半はそこから子どもたちを脱却させることがボクの使命となったわけですが、その窮地を救ったのは、地域に伝わる伝統太鼓演舞「山田楽」。山田楽とドラムサークルのコラボレーションは、山田楽のリズムを共有することによる地域伝統文化の顕彰と、お互いに支え合うという相互支援の継承を感じとってもらう中で、ドンドンパラダイスから抜け出してくれたら・・・というボクの意図のとおりに、子どもたちが見事な反応を示してくれ、ボク自身の前半終了設定不具合を見事にクリアしてくれました。ファシリテーターの意図と参加者の反応の関係性を示してくれた絶好のドラムサークルとなりました。
 ファシリテーターにとって、毎回深い学びに満ちた機会を提供してくださる、NPO法人かごしま子ども芸術センター様に心から感謝します。ありがとうございます。

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