【挑戦】社会福祉法人信成会ふるさと学園ふれあい講演会ドラムサークル
・日置市東市来町ふるさと学園食堂ホールにて
・参加者:利用者、職員、保護者の皆様約200名
・ファシリテーター:森田孝一郎
知的障害者施設でのドラムサークルは、毎月の定例実施で、これまでかなりな数を実施させていただいてきていますが、今回のご依頼は、イベント実施ながら参加者数200名の90分屋外実施、しかも会場入りから開始まで準備時間30分!という、これまでの例に無い未体験ゾーンでした。これまでのボクの経験則や対象者の特性からすると、ちょっと無理な内容かと。しかしこれはあらたなる可能性へのチャレンジだと思い、これまでの新しいお仕事のご依頼同様、とりあえず「できます!」とお返事してからどうするか?を考えるパターンに。
会場は野外ステージと大きな木陰、そしてテントで日よけされている屋外会場。事前に現場下見に行き、ご担当者様と打合せし、配置図書き、イメージを膨らませようとしました。しかし、いくら考えても200人の知的障害者の皆さんを屋外で90分間、リズムでファシリテーションしつづけるというイメージが湧きませんでした。
そしてそのまま当日。午前中は鹿児島市内の別現場でのドラムサークル終わらせてからの移動、朝からふりつづけていた雨がやまず、現場到着直前に屋外から屋内実施に急きょ変更の連絡。
あわただしく職員の皆さん全員で会場変更の段取り、室内への楽器搬入、利用者の皆さんの誘導。楽器搬入し終えて、ぞろぞろ会場内に入ってくる利用者の皆さん、職員のみなさんの動き、保護者の皆さんの様子、じーっと観察してくると見えてきました。降りてきました!
楽器を配らない!コレだ!
まずは、私のパーカションソロと即興の叩き語りで参加者の皆さんの意識を音に向け、手拍子によるコール&レスポンスでいくつかのリズムパターンに慣れてもらい、ステージに並べたタイコを利用者の皆さんに自由に叩いてもらい拍手喝采。それからフロア全体に楽器配布しての全体演奏、合い間にお話を挿入しながら、全体を座席の場所や楽器の種類で分散させてまた集中させながら場を音でひとつにしていき、最後は即興のうたと音階楽器でさらに一体感を深めてクールダウン。利用者の皆さんの様子をしっかり観察しながら、すすめていったらあっという間の90分チャレンジ終了。ラストをしめくくってくれた男性利用者さんのトーンチャイムソロプレイはとてもとても感動的でした。
自分としては理想的な流れができたと思いますがその分、参加者の皆さんの満足度もともなっていれば、と思います。
それにしても知的障害者200人の90分ドラムサークル、やってみればできるもんだ!このチャレンジを与えてくれたふるさと学園様に感謝、そしてなによりも無事にこのハードルを乗り越えられたこと、とってもハッピーな気分で会場を後にしました。
またお役にたてますように。
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