【伴走・伴奏】DCFA10周年記念ドラムキャンプ13/リズムのおもてなし~サンバ&クラウン~
・静岡県掛川市ヤマハリゾートつま恋ミュージックガーデンにて
・参加者:全国のリズムブラザー&シスター約70名
・ゲスト:Yen Town Fools、ゲーリー杉田サンババンド
毎年年に1度、全国からドラムサークルファシリテーターやそれを目指す人、そしてドラムサークルの愛好者に単にタイコ好きな方まであつまるリズムイベント、ドラムキャンプ。今年も主催団体の理事として実行委員長を拝命し、そこに集う仲間たちの笑顔の花を咲かせに行ってまいりました。まず奇跡的だったのは、天気予報では3日間ずっと雨だったのに、2日目の朝食時どしゃぶりだった以外、あとはずっと快晴だったのです!この場には何かあります!

さて、毎年恒例のもりぶードラキャンレビュー、参加された方にはその感動と感激をふりかえり、また来年はさらにそれを大きく。残念ながら参加できなかった方には、是非とも来年一緒にそのよろこびを分かち合えるべく、ここに書き留めさせてください。
なお、以下に記す各催事を、休憩時間の楽しいティータイムや、大自然の中の散策と芝生でのでんぐりがえし、豪華極まりない美味しい食事、長旅の疲れをいやしてくれる温泉、そして夜の宴がイベントそのものの満足度をさらに深めてくれたこと言うまでもありません。
さ、それでは参りましょう。
<<会員勉強会>>
1日目
//ウェルカムドラムサークル//

ある共通の目的を共有する団体において、その理念と概念を常に確認、共有しつづけることがその目的達成には不可欠。橋田ペッカー正人理事長と石川武副理事長により、DCFAが抱くその理念と概念をみんなで共有しました。コレ、大事ですね。
//参加者活動報告//
今回の勉強会参加者は、企業経営者、作業療法士、音楽療法士、団体管理職、介護福祉士、教師、地方公務員、各種トレーナー、音楽教室講師、ミュージシャン、そして専業のドラムサークルファシリテーターやそれを目指す人まで、いろんな立場でドラムサークルを活用したり、楽しんでいらっしゃる方々があつまりました。今回はファシリテーションマインドを学ぶ(体感する)場としても機能させたかったので、順番を決めずに発言を促すと、それはそれは出た話の内容に沿って次の方が積極的に発言していくという、まるでドラムサークルの展開のよう。いろんなお話の中から、それぞれの活動やドラムサークルへのかかわり方が年々多様化し、深化していっていることを強く感じた情報共有の時間となり、参加者それぞれの活動にさらなるシナジー効果をもたらせてくれそうな予感を感じました。
今回のドラキャンはDCFA10周年記念ということもあり、ドラムサークルをファシリテートするうえでその原典たるファシリテーションとそのマインドについてじっくり学ぼう、という会員勉強会におけるメインテーマを設けました。その中心企画がこのワークショップ。まず、ファシリテーションの概念についておさえ、ワールドカフェというファシリテーションツールをつかい、「ドラムサークルにおけるファシリテーションマインドとは?」というテーマでグループディスカッション。その合意形成の推移をとおして自らの行動指針が浮き彫りになっていく過程から、ファシリテーションマインドについて体感してもらおうと意図しました。

実はボク自身、ドラムサークルやリズムイベント以外のファシリテーションの現場をファシリテートさせていただいたのはコレがはじめて!この前日までこれまで学んだ本を読み返し、ネットで調べなおし、ファシリテーションを学びはじめて10年近く、いちばんファシリテーションについて勉強したかも。。その成果があったか、ディスカッションは異常に盛り上がり、かなり個性的で独創的な定義づけと行動指針、もしくは更なる迷宮ぶり?が示されました。大成功だったかな!?
このおかげでこの後、みんなで温泉入って、大宴会も引き続き異常な盛り上がりとなりました。ボクは、はじめてのワールドカフェファシリテートという大役を無事果たし終えた安ど感からか轟沈してしまい、そのままみんなの落書き用の顔面キャンパスとなったようです。

会員勉強会・2日目
//ドラムサークルアイディア共有//

午後からいらっしゃるドラムキャンプ本編参加者をお迎えするウェルカムドラムサークル、70名規模のドラムサークルのセッティングはどうしたらいいか?楽器の配置は?そして皆さんをどう音の和で歓迎するか?経験者はファシリテーターをどうサブファシリテートしてあげるか?勉強会を通じて学び合ったファシリテーションマインドを十分に発揮しようと、熱い話し合いとセッティング作業が繰り広げられました。
これで会員勉強会は終了!さ、ドラムキャンプ本編へ!
<<ドラムキャンプ13本編>>
1日目
前日の倍以上の数の仲間たちが全国津々浦々から大集合。リピーターたちは再会をよろこび、初参加者の皆さんは期待と不安の緊張の面持ち。しかし、ウェルカムドラムサークルの開始を告げるドラの音と、DCFA理事たちによるアフリカンなおもてなしリズムでのっけから一気にヒートアップ。そんなウェルカムドラムサークルをファシリテートしてくれたのは、前年のベストファシリテーター2013受賞の森本智美さん。そんなともちゃん、たいへんな緊張感の中ながらも、日ごろ岡山県中心に中国地方で活躍されてる経験値と、元気溌剌なファシリテーションマインドを十分発揮、その大役を見事につとめあげてくれました。
DCFAでは積極的、刺激的に社会に対しドラムサークルを普及、啓蒙しているファシリテーターをステュミレイティブファシリテーター(SF)として認定しています。それにはドラムサークルファシリテーターだけでなく、そのドラムサークルファシリテーターをサポートするファシリテーター、ドラムサークルを基盤とするリズムイベントなどを主催するファシリテーターなども含まれる広義のファシリテーターをSFとして認定しています。このSFドラムサークルでは、特に初参加の方々にとっては前段のウェルカムドラムサークルの盛り上がりがよくわからないまま過ぎ去られていないか、という懸念をクリアにして全体をぺーシングさせる目的で、その経験豊かなSFたちにより、オーソドックスなドラムサークルをファシリテートしてみようというプログラム。今回はボクを含む13名のSFが参加してくれて、ベースをキープする、センターインして次のシークエンスを提示する、普通の参加者のふりをしながら参加者のケアをする、それぞれ役割分担して初参加の方々とリピーターの方々をつなぐファシリテーションマインドをいかんなく発揮、とてもシンプルでわかりやすいドラムサークルをつくりあげてくれました。
出演:クラウンびり&ぶっちぃー
90分のゆったり休憩をおいて超豪華で美味しい夕食バイキングを楽しんだ後は、今回のドラムキャンプのテーマであるファシリテーションマインド、それを笑いとペーソスで表現する道化師(ピエロ/クラウン)のコンビ、Yen Town Foolsのお2人によるコメディショーを楽しみました。たっぷりの笑いの中に、哀愁を漂わせ、深い感動へと誘うのは、その構成はもちろんのこと、客席に対する姿勢や視線の向け方などのアプローチや言葉によるマナートーンなどファシリティブなおもてなしの心によるものを多分に感じました。この笑いと感動のステージにより、翌日のクラウンワークショップが予想外の展開に・・・・。
//ドラキャンサンバカーニバル//
DCFA10周年記念は、やっぱりみんなで叩いてうたって踊ってお祭りしよう!ってことでDCFA創立時の元理事で日本ブラジル音楽界の重鎮、ゲーリー杉田氏のサンババンドによるライブでカーニバル!
ゲーリーさんの渋い声でうたいあげる熱いサンバで、会場はすっかりリオデジャネイロのカーニバル状態。ステージを終えたばかりのクラウンびり&ぶっちぃーのお2人も着替える間もいとわずにステージに上がり、叩きまくり、そしてペッカー理事長もステージで叩きまくり、フロアでは叩く人、おどる人、うたう人、それぞれがそれぞれの楽しみ方でそれぞれ自由に超盛り上がりまくり。やっぱり、この企画、大正解でしたね!
//クールダウン//
カーニバル状態のままでお部屋に帰られたら大変な騒ぎになること必至なので、コレも毎年恒例のブレスマン石川副理事長によるクールダウンタイム。心と身体をしっかり沈静化させてから、解散、温泉、そして・・・・。

ドラムキャンプ本編2日目
本編2日目
//モーニングアクティビティ//

//セレクトワークショップ//午前の部・午後の部
ドラムサークルファシリテーションの具体的なキュー(合図)のうち重要度の高いものに絞って、その目的と手法を共有し、実践してみました。実際にやってみてはじめてわかるいろんなことから、さらに学びつづけなければならない意識を持ってもらえたら、と思います。
・パーカッションベーシック(担当:石川副理事長、飯田理事)

今回もジェンベ、コンガなどのハンドドラム中心に音の出し方、簡単なリズムの作り方、そして短時間での楽器習得についての内容が、経験豊富な石川副理事長から参加者にシェアされました。その内容はもちろん、参加者の満足度もとても高かったようです。
前夜、圧倒的なサンバカーニバルライブの盛り上がりに、参加者は人を熱狂させるサンバのリズムに興味津々。ワークショップの時間枠のほとんどをブラジルにおけるサンバの文化と歴史、そして身体の動きの説明と実践に費やされ、その躍動的なリズムの基が心臓のハートビートと、身体が上向きに上昇する2拍子のアップビートにあること、じっくり共有しました。
圧巻はこのワークショップ、ドラムサークルを楽しみながら学びに来ているイベントでクラウニングに興味を示す方は少ないのでは、という大方の予想を大いにいい意味で裏切り、参加希望アンケートで全体の7割近くの参加者がこのワークショップを希望される事態に・・・・・。予定では午前の部だけだったのを午後の部にもお願いし、さらに会場を広い部屋に変更し対応していただきました。
内容も、初対面の人との心の距離の縮め方など、コミュニケーションスキルに関しかなり深い内容となりました。
勉強なんかしたくない!ファシリテーションなんかも関係ない!ただひたすら音を出して楽しみたい!そんなフリーダムな空間、今回もフリーダムな方々で盛り上がったようです。
DCFA10周年記念ということで、ペッカー理事長自らがファシリテーター役をかって出られ、いろんな参加者がフィチャーされ全員がつながりあえたクロージングにふさわしいドラムサークルとなりました。
また毎年恒例の参加修了証の授与にひきつづき、ベストファシリテーター2014の発表、
ご自身の職場であられる児童教育機関でのドラムサークル実践と、多くのドラムサークルイベントへの参加と協力に対し、小倉輝久様に決定!大いに驚かれながらも「これからもこれから以上にドラムサークルの普及と発展のためにガンバリマス!」という力強い受賞のよろこびの言葉に、選定に間違いなかったこと確信しました。

ひきつづきベスト参加者賞は、初参加ながらモーニングアクティビティで参加者の皆さんの身体をほぐし、ニコニコな場づくりに貢献してくださった久保ひとみさん。そして目立たなくとも静かに穏やかに、みんながこの場で楽しく過ごせるようにいろいろ動き回ってくれた、神田信治さんと小林博之さんに決定。3人ともとってもうれしそうな笑顔でした。
//来年の6月第1週末、また会いましょう!!!!//
会員勉強会で「ドラムサークルにおけるファシリテーションマインドとは?」という問いかけから導き出されたあるグループのアウトプット>>>伴走<<<伴奏にもつながるなぁ、と。
ドラムサークルに参加してる皆さんの伴走者であり、伴奏者であること。かなり当を得たこたえのような気がしています。
今年来てくれた皆さんは是非来年も会いましょう。その時、誰か一人でも誘ってきていただいてあの感動と興奮をひろげちゃいましょう。今年、残念ながら来れなかった方は、来年は是非会いましょう。その時、誰か一人でも誘ってきていただいて一緒に楽しみましょう!
また来年お会いしましょう!
//最幸・最狂のイベント運営チーム//
//最幸・最狂のイベント運営チーム//
DCFAドラムキャンプ実行委員会
写真前列左から
ペッカー理事長、もりぶー実行委員長
写真後列左から
事務局ゆかぽん、石川副理事長、のんのん事務局長、いいだ会計担当、みほスマイル担当
欠席:るりこ後方支援担当
写真前列左から
ペッカー理事長、もりぶー実行委員長
写真後列左から
事務局ゆかぽん、石川副理事長、のんのん事務局長、いいだ会計担当、みほスマイル担当
欠席:るりこ後方支援担当
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