【資質】鹿屋市立大姶良小学校ドラムサークル
・鹿屋市立大姶良小学校体育館にて
・参加者:5年生53名
・ファシリテーター:森田孝一郎
・ご依頼:NPO法人かごしま子ども芸術センター様
文化庁からの委託、平成25年度次代を担う子どもの文化芸術体験事業によるドラムサークル巡回、大隅半島鹿屋市の中規模校、大姶良小学校での5年生53名によるドラムサークルでした。
最近、小学校でのドラムサークルでの定番になりつつある、冒頭のドラムサークルを囲んでのオリエンテーションからの座席決めゲーム。数を数えながらそのテンポで結構早く全体リズムが生まれるのですが、今回はなかなか一筋縄ではいかず、混沌と無秩序状態が結構長くつづきました。
ようやく統一テンポが出てきて場がひとつになりかけ、ボクは最初の一斉停止をかけるべくセンターインし、一人一人とアイコンタクト。そのボディランゲージに目をむいて面白がる男子、恥ずかしそうに目をそむける女子。5年生という学年にあって、まだ低学年的な幼児性を持つ男子、ちょっぴり思春期入りかけの女子という特性がドラミングの中で随所に見られ、各児童ごとの反応の違いも全て受け入れ、最終的に全ての違いをみんなが分かち合いながら全員で一緒に成長していく流れを感じてもらえるようすすめました。
この男女別ドラミングの動画でその様子をご覧ください。センターイン2分30秒のシークエンスです。
ボクは今回のドラムサークルの時間帯でしか子どもたちの様子を知ることができませんが、日々の学校生活の様子があらわれていたドラムサークルでもあったように感じました。
特に冒頭の長い混沌無秩序状態に対し場に影響を強く与えるリーダーの不在を感じたこと、それにより導入した指揮者ゲームで児童たちが何かを感じていてくれたらなぁ、と思います。
その指揮者ゲームで真っ先に挙手希望し、名まえをきいたら「イケメンくん」を名乗った男子児童、あの場では自分の指揮にみんながなかなか反応してくれませんでしたが、くさらずに根気強くみんなに合図を出し続けたこと、そして最後まで片付けを手伝ってくれたことで、彼にはリーダーの資質があるも、その資質を活かし、みんなの気持ちをとらえて率いていく方法を今回の体験を通して学んでほしいものと強く思いました。
またドラムサークルで起きた変化をどう子どもたちがとらえ、次世代を担ってくれるにどう活かせるのか、私自身の課題として子どもたちが感じさせてくれました。
またお役にたてますように。
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手前の後ろ向きの先生が、足で伸びおろし、手が動いてテンポをとったのを見て、、ちょっちばっかいホッちしもした。
投稿: ちゃんサネ | 2014.01.18 03:16 午後