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【意外】鹿児島大学法文学部政策学特殊講義「リズムによる社会支配と自由表現による対話」

130124kd・2013年1月24日(木)12:50~14:20
・鹿児島大学法文学部3号棟104講義室
・受講者:約100名
・担当教官:大野准教授
・ゲスト講師:森田孝一郎

 行きつけの酒場で知り合った鹿児島大学准教授を介し、その酒場の大将から依頼された仕事が、法文学部政策学特殊講義とな!特殊講義なのでこれまでの講師陣も古本屋のオヤジ、独立系映画館支配人、何が仕事なのかよくワカラナイ自営業者など多彩。ボクもその一端に加えていただき光栄なワケです。
 とはいっても我が母校鹿児島大学の法文学部なわけで(ボクの出身は工学部建築学科)、しかも政策学の授業で担当官の大野准教授は憲法が専門とのことでテーマだけでも大学講義っぽく「リズムによる社会支配と自由表現による対話」とし、しかし中身はリズムセッションとトークライブ形式で楽しませ、あわよくばドッと笑わせウケたい!というネライで挑みました。准教授的にはコレでよかったのか未だに疑問ですが・・・。
 
 昼休み後の開講だったので、ランチ中の学生たちに楽器を配っていきましたが、当然ながら「ナニ?このヘンなオッサン?」な冷たい視線攻撃を浴びながらの苦行の時間。楽器を「次の授業でつかいます。どうぞ。」とアプローチすると、ひきながら「いいです」みたいな。。
 ま、そんな反応慣れてますからね。そこからどう変化させるかがボクの仕事ですから。

 時間となり、開講一番!大野准教授からの「はい、授業はじめまーす」から、当然ながら楽器(REMO社製SoundShapes)を持ってドンドコドン♪から開始。あっけにとられる生徒たち。それでも根気強く笑顔で場に対する投げかけを一人づつ丁寧にしつづけていくと、アラ不思議。だんだんとみんなノッてきました。笑ってます。テンポアップしてランブルして一斉停止すると爆笑の渦!そのままスローテンポでキープ、ボリュームダウン&アップ、なんと素直にキューに反応してくれることか!この冒頭のオープニングセッションでは、高校生以上の無反応を予想し、かなり手こずるであろうことを予想していたので、これはかなり意外でした。なんと大学生が笑いながらタイコ叩いたりシェイカー振って楽しんでくれたのです。

 その後は自己紹介に続き、なるべく受講生たちとの「対話」を念頭におきながら、以下のレジュメに沿って受講生たちの反応に応じてその内容をいじくりたおし、リズムセッションを挿入しながらのあっという間の90分間でした。

♪オープニングセッション(観察)
 ・自己紹介
 ・オープニングセッションで何を感じたか?(問いかけ)
 ・リズムとは何だ!?
  -生活のリズム
  -建築に見られるパターン
  -宇宙の天体軌道
  -人間のあらゆる営み
♪ハートビートセッション(さらなるリズムの深みへのいざない/昼寝上等)
 ・リズムの現場
  -農業生産
  -工業生産
  -医療福祉
  -教育
 ・人間同士の響き合い、呼応性
♪クロージングセッション(音による対話)

 
 そして閉講後に読ませていただいた受講生たちの感想文、コレもきっと冷めたものであろうことを予想していましたが、意外や意外、なんとそれぞれが自分のコトバで熱い気持ちを述べてくれたことか!なんか、みんなで分かち合ったリズムとボクのつたないトークが受講生たちの何かを開かすことができたような実感。書いてくれたそれぞれの思いが行動につながってくれば、ボクってやっぱりファシリテーターじゃん!って自分に感動。

 笑ってなかった人たちが笑うようになる。コレにのめり込みそう。

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コメント

大野です。昨日の講義、ありがとうございました!!

僕としては最高の講義でした。あれでいいんです!!

「政策学」という点でも、ドラムでノリノリをみんなでやれば争いごとがなくなる、という言及もあり、まさに戦争をなくすための一つの方法論を示してくださったわけで、講義名にふさわしい内容だったと考えております。

学生の反応も非常によくて、僕自身もセッションを楽しませてもらいました^^


この講義は来年度も開講しますので、是非またゲストとして来てくださると嬉しいです。本当にありがとうございました。

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