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【言葉】志布志市田之浦中学校ドラムサークル&パーカッショントリオ

P1170498 ・2010年10月27日(木)14:25~16:00
・志布志市立田之浦中学校体育館にて
・参加者:全校生徒20人と先生方
・ファシリテーター:森田孝一郎
・出演:川田絵里子(マリンバ)、貴丸(タップダンス)、森田(ドラム)
・ご依頼:NPO法人かごしま子ども芸術センター様

 人気プログラム(?)となりつつある「ドラムサークル&パーカッショントリオ」、前回の栗野中学校全校生徒200人から今回はその10分の1の全校生徒20人の志布志市立田之浦中学校にて行わせていただきました。
 前半はドラムサークル、後半はパーカッショントリオの演奏、最後はトリオとドラムサークルの融合という構成。ドラムサークルでは、予想に反して、生徒たちは大変大人しく静かで、じっと指示待ちの状態。身振り手振りで自由な音出しをうながすと、なんと!3拍子のパルスが・・・しかも、みんな同じリズム・・・ドラムサークル歴510回目にして、未体験のはじめてのケースからの開始となりました。
 生徒たちの様子は「?」だらけで、かなり不安げな表情。この状況からなんとか抜け出させてあげるべく、いろいろ試行錯誤しながら身振り手振りとアイコンタクトで、生徒たちにコンタクトをはかり、より自由な音出しを促しましたが、音は小さく画一的で、ボクがサークルから出ると、音が止まりそうになり、これは時間をかけて音で感じてもらうより、しっかり言葉で説明したほうが、短時間でこの子たちの自由度を高められる、と判断、言語系、非言語系おりまぜながら、非言語系のパフォーマンスを高める選択をしました。
 すると、生徒たちは見事に変身してくれました。隣の人とは違うリズムで音を重ねていくレイヤーインゲームを、しっかり言葉で説明しての開始。すると、一人一人が悩み考えながら、自分の音をつくっていくようになり、画一的でなく各人がお互いの音を支え合い、音のスペースを活かした、ドラムサークルらしい全体の音がようやく生きてきました。ここが今回のドラムサークルの着火点となりました。「みんなが主人公」という学校スローガンが現出した瞬間でした。P1170510

 後半は、パーカッショントリオ3人の気合の入った白熱の演奏に刺激され、最後は全員で大マンボセッション。すっかり盛り上がったドラムサークルは、大きな音で思い思いにリズムに身を任せ、解放された音の中でこの場を楽しんでいるようでした。

 生徒たちの反応から、紡ぎだされた今回のキーワードは「言葉」でした。それを全員で再度、しっかり腑に落とす意味で最後に「一言の言葉」によるふりかえりを実施することを選択しました。
 おもな言葉「楽しかった」「面白かった」「友情」「キレイだった」「つながり」「チョー気持ちよかった」「最強気持ちよかった」「スッキリした」などなど。ナルホド・・・・・。

 ドラムサークルは言葉をつかわない、という先入観や固定概念に支配されず、言葉をつかってしっかりファシリテーターの意図を伝えることも忘れてはならないよ。と、生徒たちから教えてもらいました。

 うむ。やはりドラムサークルは、深いなぁ。

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