【打楽】荒田小学校打楽器ワークショップ
・2010年11月5日(金)
低学年08:55~10:35 高学年10:55~12:35
・鹿児島市立荒田小学校体育館にて
・参加者:低学年、高学年それぞれ約190名の生徒達(合計380名の全校生徒)
・ファシリテーター:森田孝一郎
・出演:川田絵里子(マリンバ)、松永太郎(和太鼓、ギター、うた)、森田(ドラム)
年に1回の芸術鑑賞会の一環として、ドラムサークルと打楽器アンサンブルのコンサートとをミックスしたワークショップを、とのご依頼で、ご担当の先生は、昨年夏の鹿児島市教職員音楽実技講座でドラムサークルを体験していただいたN先生。
常日頃、実際のいろんな演奏活動自体、ドラムサークルの参加者的な視点と視座で演奏していることを実感していたので、子どもたちにその感覚を体験してもらういい機会と思いました。
1部でドラムサークルによる音とリズムによるコミュニケーション体験をしてもらい、2部で演奏者同士の音とリズムによるコミュニケーションを鑑賞?(どちらかといえば観察)してもらい、その1部での体験と2部での観察による学習経験を、3部での合同演奏で表現してもらおうというワークショッププランをたてました。
そしたら子どもたちは、そのプランに沿いながら学習経験を積み重ねつつ、見事に自分たちの音(ことば)を発してくれました。面白かったのは、低学年はボディランゲージやアイコンタクトなど非言語系の提示に対し、するどい反応を見せ、高学年は見事な集中力を発揮、それぞれの成長過程を音で示してくれているようで大変興味深かったです。
また、マリンバの川田絵里子さんのすばらしい演奏に子どもたちは目をまん丸にして聴き入り、和太鼓にギター、そしてうたまでうたってくれた松永太郎さんのマルチミュージシャンぶりにはオドロキと羨望のまなざし。ボクのドラムはどうだったかな?
マリンバ、和太鼓にドラムセットという異色のパーカッショントリオの演奏、しかもドラムサークルのセッティングのまま、演奏者を360度ぐるりと取り囲んで前からも後ろからも横からも楽しめるという、大変珍しいコンサート形式自体もめいっぱい楽しんでいただきました。
もともと体験型のドラムサークルと鑑賞型のコンサートを単にミックスするのは、それぞれの目的が違うので、その個別の目的を同時に達成しようとするとお互いの目的を浸食し合う結果になる恐れがあると考え、ひとつの目的(体験から観察という学習経験を踏まえた自己表現創出)を達成するためのプログラムとして考えました。細かい修正点はありましたが、我ながらイイできばえで、今後の展開が楽しみです。
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