【解放】屋久島神山小学校ドラムサークル
日時:2008年11月6日(木)10:05~11:35
場所:神山小学校体育館
参加者:生徒と教員、保護者合わせて約100名
ご依頼元:NPO法人かごしま子ども芸術センター様
ファシリテーター:森田孝一郎
屋久島ドラムサークルツアー3校目で最後の神山小学校。前日の子どもたちへの「統制」というテーマから、この日はより「解放」をテーマにして、子どもたちの自由な創造力にまかせよう、という気持ちで臨みました。
いつものように生徒達が体育館に入場しはじめた瞬間からドラムコール(ドラムによるあいさつとサークルへの招きいれ)開始、どんどん好きな席についてもらうと、すぐにドンチャカはじまりました。目いっぱいドラムカオス(混沌)の状態が続くと、「この場はいったいナンなの?」というストレスが蔓延し始めました。このトランジションポイント(次の段階への移行を希求するシグナル)で、低音担当のベースドラムの生徒にリズムキープをお願い。すると、自然とみんながそのベースドラムのパルス(一定リズム)に寄り添うように、全体リズムが産まれました。「人」が「一つ」になって「叩」いて「命」が産まれた瞬間でした。
ベースドラムのパルスを中心に、いろんな音、いろんなリズムが、バラバラでない同じうねりの中で渦巻き、完全に生徒達はドラムサークルの本質(コミュニティづくり)を体現していました。ドラムコール開始から20分が過ぎていましたが、ずっとこのまま叩かせていたい感じがしました。
その後、生徒達の様子を観察しながら、その様子に沿ったいくつかのリズムアクティビティを行いましたが、開始あいさつまでの20分間のドラムコール、あの一体感の大きなうねりを生徒達が自ら作り出せたこと、これが今回のドラムサークルにおいて大いに意義のあることでした。
終了後、なんとアンコールがあり、しかもボク自身の演奏を、といわれました。参加者が主役のドラムサークルでは、ファシリテーターがパフォーマンスすることはありえないことですが、ドラムサークルは終わったし、今回の屋久島ドラムサークルツアーにご協力いただいた皆さんに感謝の気持ちを込めて、即興歌「屋久島ありがとう」を叩き語りしました。
ありがとうございました!
※ 当方のドラムサークルブログでは、参加者様、クライエント様への配慮から表層的な内容しか掲載していません。
※ クライエント様向けには、各セッションスキームごとの各アクティビティ選択の目的と内容、そしてその結果(生徒さん、利用者さん達の変化)など、より詳しい実施報告書をあげています。
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