【姿勢】さこうかよこさんの鹿児島公演
・2008年6月11日(水)12日(木)19:00~20:45
・さこうかよこ Heart to Heart from New York to Kagoshima
・かごしま県民交流センターにて
・舞台音楽の一部でパーカッション演奏(満田昭人グループ「彩り」)
・両日で1200名以上のお客様(超満員)
昨年春の独立以来、音楽面での新たな出会いが多種多様な可能性の広がりを持たせてくれていることに深く感謝しています。今回も、「舞台」というパフォーミングアートの世界で、しかもその世界の最前線、NYの超一流、超一級のスタッフの皆さんと、鹿児島のその最前線の皆さんとで、同じ舞台に参加できたこと、深く光栄に思うと同時に、一流の皆さんの舞台芸術に対する「強い姿勢」に触れながらの感慨深い演奏となりました。
今回の出演は、音楽工房「彩」を主宰する音楽家、満田昭人さんからのお声かけ。彼の作曲した「帰鹿(Going Home)」というネオクラシカルな曲と、その導入部のインプロビゼーションで、ダンスとのコラボレーション演奏でした。演奏者は満田さんのピアノに、バイオリンの鳥取部由季さん、コントラバスに有村譲治、そしてボクのパーカッション。バイオリンの鳥取部さんとは、初共演でしたが、待ち時間で楽しくおしゃべりコミュニケーションできて、気持ちよく演奏できました。
ボクらの演奏の後には、同じく鹿児島出身で、NHK大河ドラマ「篤姫」の音楽担当、吉俣良さんのピアノソロとさこうさんのダンスによるすばらしいエンディング。舞研さんの照明も、今まで鹿児島では見たこと無い、美しい絵画がうごめくかのようなすばらしい照明でした。
今回のお仕事で一番強く感じたのは、さこうさん、舞台監督のキムさん(NY)、そして吉俣良さんの月並みな言い方ながらその人柄と、心の姿勢でした。ボクなんかにも笑顔で気さくに声かけてくれ、舞台全体がよりよきものになるよう、みんなに信号を発し続けていたさこうさんとキムさん、みんなが緊張しているときに鹿児島弁のおバカなジョークで場を和ませていた吉俣さん。これまでのご経験で鍛え研ぎ澄まされてきたメタスキルの強さを感じました。特に最終日のカーテンコールで、さこうさんがボクの名前を呼んでくださったこと、大感激でした。
それと、超一流のパフォーマーの皆さんのダンスを見ていて、自分の取り組みべき事への強い「覚悟」と「姿勢」を感じました。それに比してボク自身は、ボク自身が取り組むべきことに強い「覚悟」と「姿勢」をもって取り組んでいるか?もっと真摯に、素直に希求すべきところにブレはないか?なんのために今の仕事をしているのか?
いまのボク自身の「姿勢」を問いただしてくれるいい機会でした。
声かけてくださった「彩」の満田さん、さこうさん、キムさん、吉俣さん、そして共演者の皆さんに舞研さん、関係者の皆さん、お越しいただいたたくさんのお客様、本当にありがとうございました。
今後、ダンスは、是非、生演奏で。。
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