【融合】音楽とダンスのコラボレーション
・2008年3月7日(金)18:00~21:00
・イベント名:COMETOGETHER
・主催:鹿児島パフォーミングアーツ
・宝山ホールにて
「鹿児島街ごと丸ごと芸術劇場」をコンセプトにした鹿児島パフォーミングアーツは、ダンスや音楽を中心とした総合舞台芸術で地域貢献を目指すNPO法人化準備中の団体。そしてその第一歩たる今回のCOMETOGETHERは、ダンス好き主婦2人の思いがたくさんのダンサー、ミュージシャン、関係者を動かし、状況が右往左往、二転三転、七転び八起き、3歩進んで2歩下がるを繰り返しながらようやくたどり着いたスタート地点。
ボクは今回、オープニングのロビードラムサークルと、舞台演目中でタップダンサー貴丸くんとパーカッションによるコラボレーションで協力させていただきました。
・オープニングドラムサークル
ホール開場(18:30)の30分前からロビーを解放し、そのロビー使ってのドラムサークル。18:00からの予定が、開始を待ちきれないお客様方のご入場で10分早くドラムコール開始。ボクがスルド叩きながら「みなさん、ようこそ、こんにちわ。どうぞ、自由に叩きましょう♪」と、うたってご入場されるお客様方をどんどんドラムサークルの中に招いていきました。
若い女のコたち、親子連れ、お年寄り、ジャンベプレイヤー、その日の出演者、いろんな属性の方々があっというまに40名ほど集まりドンチャカドンチャカ。ジャンベプレイヤーや、ミュージシャンも数人いたのですぐにグルーブが出てノリノリの雰囲気になりました。
しかしこのような通りすがりの人たちを対象にするドラムサークルの難しさは、途中で参 加者の出入り(抜けたり入ったり)があるということと、通りすがりな見知らぬ参加者同士のつながりづくり、そしてサークルの外との関係性づくり、これらをどうファシリテートするかが問われます。
開演前のロビーなので、待ち合わせ対応や次々に入場されるお客様方でロビーは騒然となり、そんな中でドンドコやりながら、最終的には100名近くになった参加者の意識をドラムサークルで鳴っている音に向けようとやってるわけで、非常に困難な状況(スキルアップには好ましい状況)が何度もボクを襲ってきました。
会場の騒然とした雰囲気のレベルがあがるにつれて、参加者の意識が散漫になっていったため、ボクは常にオーケストレーションスポットにい続けるという物理的なオーバーファシリテーションになりましたが、会場の雰囲気による状況的にはそれが要求されていることとと判断しました。
最後は、サークルの外のホール開場待ちお客様まで巻き込んでクラッピングミュージックにもって行きました。でも、参加意識はまちまちでちょっとイマイチ。。
でもたくさんの参加者の笑顔や、「楽しかったー!」という言葉をたくさんいただいたので、自分の反省点は次に活かすとして、参加者の皆さんに感謝。
ホール本編にいい形で期待感をつなげられたと思います。
・タップダンス&パーカッション
気鋭のタップダンサー、貴丸くんとのコラボは昨年の夏に続き2回目。今回は前回の何倍もの気合の打合せとリハーサルを重ね、最高のパフォーマンスを演じようと練習を重ねました。当初、ハイブリッドルーディメントを多用したスネアドラムで繊細にタップに音を重ねようかと思っていました。しかし、見る人に「なんじゃ、こりゃ!?」というインパクトを与えるのに、またタップの床からの打撃音にパーカッションの音を融合させるに、丁度ボクとのエンドーサー契約を準備中のHMカホンさんに無理言って床に共鳴させるカホン、すなわち底にサウンドホールの開いた世界初、アンダーホールカホン(しかも正6面体のキューブ型)を製作していただきました。これが大正解でした。すごい底面音がしました。
実際のパフォーマンスですが、登場の演出、お互いのフリーソロ(ボクはドゥンベックを使用)からインプロビゼーション、そしてスィングでリズムイン、3連符のキメで高速ファンクリズムへ、6連符のキューから16分音符のキメ、再度フリーインプロビゼーションからミディアムファンクで2小節、1小節、2拍、1拍の掛け合いでトップギア入れてキメのリフでエンディング!会場、割れんばかりの大拍手と歓声。楽屋に下がるとみんなから「ウケたねー!」との言葉で握手攻め。(「ウケたのか?・・・」とも思ったけど、よろこんでくれたんだからね、ま、いいか。。)
正直、ボクのわずかばかりのパーカッション楽歴では過去最高のパフォーマンスだったと思います。(写真はゲネプロ時のもの)
他の各種ダンスやバンドもすばらしかった。
全ての演目が終了しフィナーレでの舞台挨拶のときの達成感、お帰りになられるお客様方をお見送りする際のお客様方からのお声かけ、と最高の笑顔。そして打上げ。だから、舞台はヤメラレナイ。。。
おつかれさまでした!
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