【振返り】西伊敷小学校ドラムサークル体験授業
・2008年2月12日(火)10:45~11:45
・鹿児島市立西伊敷小学校にて
・体験型授業でのドラムサークル
・ファシリテ-ター:森田孝一郎
・参加者:5年生90名全員と先生方
今回のドラムサークルは、時折、演奏活動の場でご一緒させていただく西伊敷小学校の音楽の先生からのご依頼で、5年生90名全員による1時間のドラムサークル。
90名という人数で一体感をつくるために、なるべくサークルがコンパクトになるように3重の輪でイスサークルを組みました。子ども達が積極的に手伝ってくれて手早く完了しました。
もちろん子ども達ははじめてのドラムサークル。会場の体育館に入ってくるなりワーワーキャキャーいいながら楽器に触ってる子もいれば、「先生!どこに座っていいか決めてくださいー」と不安げな子達も。なのでまずはイスに安心して座ってもらうことからはじめました。 全員がイスに座った後で、一応、学校の授業の形式で挨拶、説明をしてから音だししましたが、のっけから堅苦しい雰囲気に。あとで思うに、いつものドラムサークルのように勝手気ままに音を出したい人からドンドコやって、その楽しさを感じさせながら全員をイスに座らせていけばよかったかもと思いました。 挨拶と説明はドラムコールの後でよかったかもしれません。
挨拶からはじまってしまったので、ドラムコールは「はい!自由にたたきましょー!!!」という「指示」からはじまってしまいました。。授業的雰囲気ではじまってしまったので、参加意識に温度差が激しいかな、と思っていましたが、いきなり乱打、乱打、ドカドカドカドカー!!!っと驚きのドラムランブルがはじまりました。こうなってくると最初のつかみはOK。ストップカットを中心に全体の音にまとまりを感じさせていきました。
全体的に参加意識が高く、ベースドラムをよく聴きながら一定のリズムをたたき続ける子もいれば、自分なりや周囲の仲間同士での自由なリズムをつくって楽しむ子達もいました。
1時間のプログラムで、一体感づくりから音楽的アプローチによる創造的段階までをやり、一定の満足感は得られたかと思いますが、ファシリテーターとしては反省点や気付きと学びが多々あるドラムサークルでした。
その1:先述のドラムコールは、入場と同時にはじめたほうがよかった。
その2:ドラムサークルはじめての参加者に、3重の輪は3列目とのコミュニケーションが非常にとりにくかった。
その3:90名という大人数で1時間というショートプログラムを1人でファシリテーションするのは無理があった。
その4:ビデオのメディア入れ替えは先生に頼めばよかった。
その5:結果、ノーファシリテーション時の参加者による自分たちのドラムサークルという意識や、ファシリテーターと参加者の信頼関係の構築までには至らなかった気がする。
しかし片付けまで子ども達はよく手伝ってくれて感謝でした。
やはりドラムサークルは繰り返し繰り返しいろんなフィードバックを与えてくれます。
以上が現時点の私自身によるフィードバックですが、後日回収予定のアンケートやビデオにより今回のドラムサークルはもっとじっくり突っ込んでフィードバックさせる必要のある大変貴重なドラムサークルになりました。
ありがとうございました。
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