【映画】レイ(Ray)
先週の金曜日のことだが、仕事きりのいいところで切り上げてかねてより羨望の映画、レイを見に行った。夜9時過ぎからあるレイトショー。料金1200円なんですねー。安ィ!缶ビールとチーズバーガー、フライドポテト買込んで劇場内へ。シネシティは自由席の気軽さが良いですな。前から5列目の中央にゆっくり。
映画は、もう、そのまんま、昨年亡くなったリズム&ブルースの偉大なるレイ・チャールズの自伝映画なんだが、まず、ミュージシャンはもちろん、音楽好きならジャンル問わず、みんなに見て欲しい、実にスバラシイ音楽映画なのだった!♪主演のジェイミー・フォックス、アカデミー賞主演男優賞とってしまいましたが、よく演じてるというより、もはやレイの霊が乗り移ったといっても過言ではないほど、もう、ほとんど同一人物化しています。
幼少の頃、弟を自分の不注意から亡くしてしまったショックからの失明なのかな?そんな感じがしたけど、それに対する母親の厳しい愛情、ミュージシャンになってからの辛酸、差別、ドラッグ、セックス、音楽スタイルの変遷、新たなる創造へのチャレンジ、メジャーとの契約、成功、挫折、全てにわたるドラッグ禍、そしてそこからの生還。両手で自分の肩を抱くようにしてさするしぐさはクセかと思ってたら、あれはヘロインの禁断症状なんですね。もうなんていったらいいのか、激しすぎ、濃すぎ。ラストシーンは思い出すだけで胸が熱くなります。2時間半以上に及ぶ長編だけど、あっという間に終わってしまった。いやー、良かった。
で、余韻覚めやらぬまま家路につくわけに行かず、レイ見て行きつけの音楽酒場、レイボーンへ。
そこで、散々映画レイの話して、かけてくれたのがこのレコード、タイトル確認するの忘れたがな。いやー、ビックリ。映画に出てくるアトランティックレコードのスタジオでの吹き込みシーンで出てくる曲がワンサカ。帰ってアマゾンでCD買ったろー思ったけど、ないなー。でも、映画見て、レイ・チャールズのレコード聴きながら焼酎しこたま飲んでいい気分。飲みながら思い返せば、もう10年ほど前かな。レイ・チャールズが自分のビッグバンドと一緒に鹿児島市民文化ホール第一ホールに来たとき、Rちゃんとはりきって見に行ったの。どうやって手に入れたのか忘れたけど、最前列中央の席で、ボクはタキシード、Rちゃんはイブニングドレス着て行きましたよ。前座のビッグバンドがしょぼくってどうしたもんかと思ってたら、レイがマネージャに付き添われて登場。会場はヤンヤヤンヤの大喝采。そしてローズピアノに座って右足でカウントとりはじめたら・・・・・・もう信じられないほどの大スィング♪バンドが突然ノリノリのスィング感でドライブしはじめた瞬間のあの絵、今でも鮮明に脳裏に焦げ付いて離れない。
レイ・チャールズ、ずっと聴きつづけたいなー。また、観に行こうかな?ご一緒しませんか?
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すっかり遅くなってしまいました。
最近、書き込みの量が多過ぎッ!
なんでコイツ削れないのか、バカ〜って声が
聞えてきそーで困った困った、デス。
... [続きを読む]
こんにちは!
いきなりTBでスミマセン。
久し振りでちょいと出かけましてTB散策に(苦笑)、あ、アトランティックのジャケットだ!て嬉しくなってしまいました。お宝ですね~。
あ、コメントアリガトウございました。私も躊躇することなく購入しました(笑)TBいただいた、ジョージさんの熱い気持ちも加わって、楽しみに拝見しました。そうなんです、ジョージさんがこの本を作っていらっしゃる過程も面白いです。
そろそろ「レイ」の上映も終るかな、と思いながらの散策で、めぐり合った貴blog、多謝です!
またまたいろいろ拝見させてくださいね。アリガトウございました。
投稿: ツボヤキ | 2005.03.19 02:26 午後