【本】訓録「仁義なき戦い」仁義総研
ボクは、「仁義なき戦い」の熱烈なファンである。昭和40年代後半、ボクの小学校時代の通学路、大門口交差点の門にちっちゃな神社があり、そのブロック塀は映画の看板が立っていた。松竹高島、松竹第一、有楽座、文化劇場、鹿児島東宝、当時は2本立てが主流でどれも縦型に上下2作品のポスターがはってあったんだけど、鹿児島東映だけは横長で、そこに「仁義なき戦い」の強烈な色彩感覚の大型ポスターがはってあったのを今でも覚えている。時は流れて大人になり、街の映画通な人々が事あるごとに「仁義なき戦い」ほど日本映画史上の最高傑作はない!と断言するのを聞くに、大学時代に見たときの衝撃はさらにすごかった。菅原文太、松方弘樹、小林旭、成田三樹雄、田中邦衛、梅宮辰夫、金子信雄、この主なキャストだけでもその圧倒的な存在感は、超豪華絢爛、さらに日本映画界になくてはならないバイプレイヤーたちがきら星のごとくスクリーンの中をうごめき、深作欣二監督が壮大なる叙事詩としてこれ(全5作品)を残したことはもうほとんど奇跡的なのである。
この本は、そんな「仁義なき戦い」を、現代のビジネスシーンに役立つマネジメント論として総覧した本。確かに、上司、同僚、部下、競合先との関係、ネゴシエーションに対する覚悟、行動に対する哲学など、「仁義なき・」に登場する人物は実在の広島やくざがモデルなので、とてもリアリティがあり、納得させられることが多く、さらに、これは笑えるのだ!特に、金子信雄演じる山守組組長や打本会会長のトンデモナイ人物像のおかしさは、酒のつまみにネタは尽きることが無い。しかし、実際のモデルとなったお歴々は、それ以上の豪胆だったとか・・おー、コワ。。
「仁義なき・」何度でも見たくなる本です。映画、見たこと無い方はまず、映画全5作品ご覧ください。
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