【伝播】平成29年度文化芸術による子どもの育成派遣事業ドラムサークル@鶴丸小学校
・2017年11月21日(火)14:30~16:00
・場所:日置市立鶴丸小学校体育館
・参加者:4年生~6年生+先生方=約100名
・ファシリテーター:もりぶー、みわ、しほ、ゆたか
・ご依頼:NPO法人かごしま子ども芸術センター様
この10年間に渡り、鹿児島県内、相当数の小学校でドラムサークル実施させていただいてきましたが、はじめての対応校にして、多くの示唆に富んだ内容のドラムサークルとなりました。
まず、同規模他校での同様のドラムサークル開始時は、混沌の渦の中からの規則的リズム抽出が最初のハードルなのですが、座席決めゲームのカウントを最後まで数えずとも、ものの30秒ほどですでに規則的リズムが鳴り響きはじめたのは、かつてないパターンでした。
それにより、提示するシークエンスもシンプルなものだけで十分自分たちで音によるコミュニケーションを楽しんでおり、聴こえてくるリズムも呼応する多様性に満ちた躍動感あふれるもの。普段の学校生活での豊かなリズムが現出しているようでした。

それを象徴したのが休憩時間に女子生徒から言われた「せっかく楽しんでるんだから、あんまりおしつけないで!」という一言。ウレシイ!超ウレシイ!この言葉に、ボクは深い、実に深ぁ~い意味を感じとりました。ボクたちのリードが彼女にはオーバーファシリテーションと感じとられたのであろうこと。同時に、この場が自由に音を出していい場なんだと、短時間に彼女に伝わったのであろうこと。そして、それを私に告げてもいいと判断させた要因についてです。その要因は、彼女たちがつくりあげた音の輪(ドラムサークル)が、ボクにそのことを告げさせたということです!!うわ!ヤバイ!こんなところまで来てしまった。
そして、最後に「また会いましょう」と子どもたちに、今までどおり普通に投げかけた自分の言葉に、違和感を感じました。その言葉は、自分が主体であり、ドラムサークルの主体である参加者からしたら、矢印が逆。また会いたいかどうかを決めるのは、ボク(ファシリテーター)ではなく子どもたち(クライエント)ではないか!?と。
衝撃の一言を伝えてくれた女子生徒に、終わってから「ありがとうね。後半どうだった?」と声をかけたら笑ってました。
しほとみわの美肌コンビも、センターインの動作が少しづつ経験値が上積みされていっているようで、今後たのしみ。
ボクは、自分のファシリテーターマインドがまた変化(成長)したのを感じました。
ありがとうございます。
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