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【奥義】ドラムアバウトジャパン2016 in かごしま

Adscn67656667777888 ・2016年6月18日(土)19日(日)
・鹿児島市中央公民館にて
・参加者数:3つのプログラムでのべ約100名
・ゲストファシリテーター:アーサ・ハル
・通訳:狩谷美穂
・主催:ドラムアバウトジャパン2016実行委員会
・地元スタッフ:もりぶー、はま、りゅうえん、きよみ
・後援:鹿児島市、MBC南日本放送、南日本新聞社
・協賛:医療法人碩済会、リバティウェルネス株式会社、社会福祉法人吾子の里きずな学園
 2005年の8月にボクがドラムサークルファシリテーターを志して、11年。この道を学ぶために、すぐに飛び込んだのが、先輩ファシリテーターであり、この道の国内におけるパイオニアの一人である佐々木薫さんが主催し、今回のゲストファシリテーター、アーサー・ハル氏が講師をつとめていたウィークエンドプレイショップと言う名のファシリテータートレーニングでした。以降、ボクはほぼ毎年のようにこのトレーニングを受講しながら、共に学ぶ仲間たちと切磋琢磨し、多くの現場経験を積ませていただくことでその腕を磨いてきました。
 この世界で、まさしく世界中のこの道の同志、仲間たちにその技と奥義をシェアしつづけてきて来られたアーサー(敬称略)に、いつかボク自身のホームグラウンド鹿児島に来てもらい、鹿児島や九州でボクとともにリズムを共有してくれている皆さんにその奥義に触れてもらいたい、という一つの夢が今回かないました。
 アーサーが遂に、鹿児島にやってきたのです!
<<ワールドリズムカルチャーワークショップ>>6/18(土)13:30~17:00参加者約30人Dscn6686
 今回のドラムアバウトジャパンツアーは全国10カ所で行われましたが、ボクのリクエストで全国唯一鹿児島だけで行われたプログラム。アフリカン、ラテン、アラビックなど、世界中の4拍子と3拍子(もしくは8分の6拍子)で演奏される、ハンドドラムのリズムに共通する、ユニバーサルリズムの構造を紐解く内容。これは、アーサーが数十年に渡り世界中を旅しながら研究しつづけ、20年近くに渡りカルフォルニア大学で教えてきた、まさにワールドリズムの奥義。この内容の一部は、これまでも日本国内のアーサー講師によるリズムイベントで紹介されていましたが、この内容に特化して3時間を超えるクラスは、日本国内初とのこと。
 アーサーの「コレはドラムクラスです。」という、第一声に、いかにこの時間が貴重なものか、参加者全員にひしとつたわりました。
 だからこそ、その価値を求めて全国からリズムブラザー&シスターたちがあつまってきてくれたものだとも思いました。
Dscn67656667777888  内容は、ダウンビート、アップビート、スポッツインタイム、リズムパッケージ、ハンドリングの方法論など、ハンドドラムが形づくるリズム構造について、理論と実践を積み上げて行きながら、最後はかなり複雑なポリリズムをみんなで演奏することができました。今までいろんな世界中のリズムを習ったり勉強したりしてきて、このパートはこう、このパートはこう、いや、そうじゃない、こう、という伝統的なやりかたで学んできましたが、このアーサーの方法論は、「なぜ、そうなのか?」に焦点をあてる、異文化を尊重しながら学ぶ姿勢をも教えてくれる、それはリズムを学ぶものにとって、かけがえのない内容でした。
 やはり、ドラムサークルの音楽をつくりだしているのは、何千年にもわたって先人によって育まれてきた「ドラム」によるリズムなんだよ!そのことをリスペクトすんだよ!と、アーサーは強く強く教えてくれました。
 その内容をシェアした27人にとって、忘れ得ない鹿児島の体験であってほしい、と願います。
 その日の夜の懇親会は、県外参加者とスタッフで、万十屋の鹿児島黒豚しゃぶしゃぶにより、懇親を深めました。
<<コミュニティドラムサークル>>6/19(日)10:15~11:50参加者約50人Dscn6730
 過去10年間、アーサーにドラムサークルファシリテーションを学んできて、アーサー自身がドラムサークルをファシリテートする場を現場で観る(体験する)ことができたのは、それほど無く、ドラムサークル開始部分のドラムコールと言われる冒頭だけその一部。そして今月はじめのドラムキャンプ15でのドラムサークル。しかし、ドラムキャンプでのドラムサークルは、ドラムサークルファシリテーターやドラマーたちがつどうドラムサークル。しかしこの鹿児島でのコミュニティドラムサークルは、小さな子どもから高齢者、外国人に障害を持つ方までいろんな属性を持った人たちが自由に参加してくれた、まさしく正真正銘のコミュニティドラムサークル。そんなごく普通のコミュニティドラムサークルをアーサーがフルでファシリテートしてくれる機会は大変貴重で、かなりレアなドラムサークルとなりました。
 
Dscn67656667777  はじまりのドラムコールにおけるマナートーン、小さな子どもたちから障害を持つ方に高齢者たち、様々な属性を持つ参加者の皆さんに各キューを教えずして教えていく段階的手法、子どもたちに対する姿勢、リズムを音楽的に変化成長させていく各シークエンスの選択などなど、それはそれは「もりぶー、しかり見てろよ!」といわんばかりの、実に基本に忠実なドラムサークルファシリテーションの奥義でした。
 そこでも音の主役はやはり「ドラム」。ドラムなんだよ!やっぱりドラムなんだ!
 ネイティブアメリカンフルート、ウクレレとうた、タップダンス、そして最近は奄美竪琴などなど、ドラムサークルを彩ることができそうなリソースを充実させようとしてきましたが、それらはやはり脇役。アーサーのコミュニティドラムサークルは、当然そんな飛び道具には目もくれず、トーンチャイムやドレミパイプさえつかわず、ドラムとスモールパーカッションだけで、実にドラマチックなインザモーメントミュ-ジックを参加者がつくりだせることを示してくれました。
 ドラムサークルは、やっぱりドラムをつかわんとな!とそれこそ、アーサーは、ファシリテーター経験者たちに教えずして教えてくれているようでした。
<<リズムゲームワークショップ>>6/19(日)13:00~16:00参加者約30人Dscn6765666_2
 最後のプログラムは、リズムの錬金術と言われる、ドラムサークルでつかわれるリズムゲームのいくつかを解説しながら実践していくもの。
 ただいくつものゲームをやるだけでなく、ひとつのゲームのやり方から、小節のサイズとソロプレイの提示、それらのつなぎ方、音を読み取るレーダーの手法など、ゲームの実践法を、深く掘り下げながらそのバリエーションを広げていく形式で、その内容はもちろん、ワークショップのすすめかたとしても、かなり有効な学びを得られた内容となりました。
<<「ドラムアバウトジャパン2016 in かごしま」を終えて>>
 ドラムサークルファシリテーターを志し、独立して10年目に、この道の恩師、アーサー・ハル氏をボクのホームグラウンドに迎えたリズムイベントを開催できたことに感慨深いものを感じます。また、今回のイベントと時を同じくして、3人の恩師(ペッカーさん、石川武さん、そしてアーサー)の推薦により世界的ドラムメーカー、REMO社とのエンドースメント契約を結べたことも、何かの因縁を感じます。
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 いずれにしましても、今回のリズムイベントの成功を、地元の参加者の皆さん、全国から駆け付けて来てくれた仲間たち、実行委員の皆さん、全国各地域の主催者の皆さん、地元スタッフ、ご後援、ご協賛いただきました各社様、そしてアーサーに、深く感謝申し上げます。
  加えて1年以上この計画を練り上げ、実行に際しては3週間にわたる全ツアー工程でアーサーと行動を共にし、微に入り細に渡ったアテンド対応をとってくれたトムトムこと横田朋子さんの労をねぎらいたいと思います。
 また豪雨で流れてしまいましたが、アーサーの野太刀自顕流体験をご用意いただいた島津義秀様にも深く感謝申し上げます。
 今回、アーサーから学ばずして学んだ「奥義」をもとに、今後ももりぶーリズムワールドを展開していきます。
 ありがとうございます。
 

【楽器】薩摩川内元気塾ドラムサークル@手打小学校

Aaaadscn6836 ・2016年6月22日(水)11:00~12:15
・薩摩川内市下甑島手打小学校体育館
・参加者:手打小+海陽中全校生徒+先生方、保護者の皆様約60名
・ファシリテーター:森田孝一郎
 4年ぶりとなる東シナ海に浮かぶ甑島訪問。その間に8000万年前の地層がむき出しとなった異形の絶景が評価され、国定公園に指定。観光客増に対する渡航ルートも整備され、以前は串木野港からの渡航だったのが、現在は川内港から。
 交通の便の関係で、楽器を積んだ車によるフェリー移動ではなく、約100人分の楽器をかついで、高速船での移動。選択した楽器はサウンドシェイプス40枚、シェイカー50個、ドレミパイプ48本。通常のドラムサークルではありえない楽器構成だけど、やってみれば結構イケル!
 見たこともない楽器を渡された冒頭の戸惑いと不安、中間部への移行、そして終盤の収束へ向けて、時間推移と共に変化していく子どもたちの反応の度合いが、場の一体感に対する合意形成をかたちづくっていくようでした。
 その変化の度合いは、子どもたちだけではなく先生方、保護者の皆さん含め一人ひとりその反応に違いがあり、その違いの差分をしっかり見極め、尊重しながらすすめていくことで、できあがったリズム音楽自体を音楽的に変化成長させていくことができました。
 参加者だけでなく、楽器の可能性を信じることを学びました。
 また、お役にたてますように。
  学校でのドラムサークル授業のご用命は>>リズムハートまで<<クリック!!

【挑戦】鹿児島市芸術派遣プロジェクトドラムサークル@桜洲小学校

Aadscn6781・2015年6月21日(火)10:45~12:15
・鹿児島市(桜島)桜洲小学校体育館
・参加者:全校生徒+先生方約100名
・ファシリテーター:森田孝一郎
 小学校100人クラスのドラムサークルでは、冒頭の混沌を拡大させないために、座席決めは、あるゲームを使ってやることが多いのですが、今回は自分へのチャレンジと、子どもたちとより緊密な信頼関係を築くことを目的に、フリースタイルでの入場と着席を選択しました。
 次々に入場してくる子どもたち一人ひとりにあいさつ、声掛け、を繰り返しながら、自由な自己選択による着席を促していきました。
 すると100人クラスのドラムサークルの冒頭で、ファシリテーターにとって負の要因となる、度を越した喧騒が今回は抑えられ、一人ひとりとのコンタクトの密度が増し、結果的に音に対する集中力が最初から高く、冒頭の混沌を短時間のうちに必要最小限に抑えることができました。
 
 しかし、その分ボディランゲージをつかったノンバーバルなコンタクトに対する理解を十分に訴求できない場面もあり、それにより、後半は意味不明言語によるノンバーバルコンタクトの濃度を高めたシークエンスを選択しながら、クライマックスへとつなぎました。結果、自由な表現に対する積極性が導き出せたと思います。 
 同じような構成の現場に対し、同じ着想で臨まず、意図を持ったチャレンジを課すことを学びました。
 またお役にたてる機会をいただけますように。
 学校でのドラムサークル授業のご用命は>>リズムハートまで<<クリック!!

【歓迎】アフター泡~ズドラムサークル第27回記念大会

Ahdc27_01 ・2016年6月14日(火)20:00~23:15
・鹿児島市天文館シノアクアにて
・参加者:アブナイ男女8人
・ファシリテーター:森田孝一郎
 梅雨入りしての蒸し暑い午後7時半、10人分ぐらいの楽器を2階まで運ぶ。この時点で汗だく、たまらなくビールを飲みたい衝動に駆られるが、ガマン・・・。
 そこに常連ふくちゃんが来て、最近常連化したタカさんが来て、初参加のたっきーが来て、初参加2名を含む美魔女軍団が到着し、一気に場が華やぐ。ワイワイがやがやのおしゃべりがそのままドラミングになり、常連あっきー登場し、みんなで大拍手の歓迎。ココは、はじめて会う人同士がお互いを称賛し合う不思議な場所。
 でも初参加の3人は当然まだ戸惑いの表情。そこでボク以外の7人を低音、中音、高音に分ける。リズムフレーズをからませ、ドラムトークに持ち込むと自然と顔が上向き、音が笑顔を生み、笑顔が音をスィングさせる。終わったらみんなで片づけてビールで乾杯。Ahdc27_02
 1時間のドラミングで初参加の3人はすっかりみんなとお友だちに。その後の飲み会が盛り上がらないワケがない!美魔女軍団の怪しいきらめきに会場オーナーしのさんのシーモネーターも舌好調!
 そんな楽しいアブナイ男女の夜の活動、次回は8/9(火)時間と場所は同じ。
 さ、次回はアナタも・・・・
 WEBサイト>>コチラ<<クリック!!

【響合】「太鼓(太古)の輪(和)で笑顔のWA」ドラムサークル@前之浜小

Adscn6656 ・2016年6月8日(水)10:45~12:15
・鹿児島市喜入町前之浜小学校体育館
・参加者:全校生徒49名+先生方
・ファシリテーター:森田孝一郎
・ご依頼:NPO法人かごしまアートネットワーク
 鹿児島市芸術派遣プロジェクトの一環によるドラムサークル「太鼓(太古)の輪(和)で笑顔のWA」。鹿児島市内だけど鹿児島市内中心部から車で1時間ちょっとかかる喜入町の前之浜小。全校生徒50人弱の小さな学校で、それはそれはみんな素直で、ボクのキュー(合図)に感じたまま反応してくれたおかげで、実に美しい響き合いが生まれたドラムサークルとなりました。
 
 今回、50人弱と言う人数に対し90分と言う時間枠にとても余裕を感じたので、冒頭の受け入れからウェルカムセッションの時間で、一人一人とじっくりコンタクトをとることにしました。それにより児童生徒たちは自由に音を出していいことの安心感に自ら気づき、最初から美しい音の響き合いが生まれました。そして、ウェルカムセッションの後のあいさつ。「こんにちわ」の何と美しいこと!声が響き合っているのです。これにボクははオドロキました!
 逆に先生方は、入場から何の統制的指示をせずに(しないように事前に先生方にお願い)、子どもたちが自然と整ったリズムを出していき、ビシッと一斉に全体の音が止まった様子に、一様に驚かれたことでしょう。
 以下の動画は、ウェルカムセッション>あいさつ>学年別ドラミングときて、この場を支えているベースドラムの3人を教えずして教えるシークエンス。ストップウォッチ見ずにきっかりセンターイン2分30秒のセオリー通り。
 また私の出すキュー(合図)にも、1年生から6年生までみんなよく素直に反応してくれることで、ドラムサークルファシリテーションの根幹である「教えずして教え、学ばずして学ぶ」ことにより、音により対話性と感度が時間と共に高まり、90分を通して実に音楽的に豊かなドラムサークルとなりました。
 またこの子どもたちとドラムサークルができますように。
※学校や病院・福祉施設でのドラムサークルでは、その場で起きたこと、それにより選択した内容とその意図について詳しい報告書をご依頼人様に提出しています。ご依頼があれば、全国津々浦々、参ります。
 お問合せ:リズムハートWEBサイト<<クリック!

【実現】DCFAドラムキャンプ第15回記念大会

Apt ・2016年6月3日(金)~5日(日)
    3日~4日はDCFA会員勉強会
・静岡県掛川市ヤマハミュージックリゾートつま恋
・参加者:81名
・主催:ドラムサークルファシリテーター協会(DCFA)
※写真提供:DCFA_facebook公式ページ
 今年も実行委員長をつとめさせていただきました、毎年恒例、全国からドラムサークル(DC)愛好者があつまるリズムイベント、DCFAドラムキャンプ。今年は第15回記念大会の大きな節目にあたり、「現代ドラムサークルの父」として、世界中にドラムサークルスピリットをシェアしつづけてこられた、この分野の最大の功労者といっても過言ではない、アーサー・ハルさんをゲストにお迎えして、「ドラムサークルの原点へ!」というテーマで行いました。
 ボクが、DCFA理事長で日本ラテン音楽界サルサ界のカリスマ、ペッカーさんのファシリテートするドラムサークルに出会い、この道を志しはじめて11年。同時に、この道の世界的パイオニアであるアーサーさんのファシリテータートレーニングも、この11年間受けてきました。ボクは、この2人の恩師が一堂に会したドラムキャンプを実現したい一心で、この数年奔走、この記念すべきドラムキャンプ15で、そのいわば、ひとつの夢を実現できたこと、今、大きな達成感を味わっています。
 そんな記念すべきドラムキャンプに全国から約80人のなかまたちがかけつけてくれました。
<<会員勉強会>>6月3日(金)午後~翌4日(土)午前、参加者26名。
・もぐちゃんともりぶーの「概念」と「理念」を深めるワークショップ 120分
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 当然ながら、ウェルカムドラムサークルで盛り上がった後、初日はDCFA会員様向けのドラムサークル勉強会。今回のテーマが「原点回帰」なので、DCFAがとらえるドラムサークルの「概念」と、それに基づいた団体としての「理念」を、KP(紙芝居プレゼンテーション)法と言われるファシリテーションツールをつかい、4、5人ずつ5つに分かれたグループ討議によりうきぼりにしていくワークショップ(WS)を行いました。メインファシリテーターは、もぐちゃん。ボクはサブファシリテーターにまわり、もぐちゃんと参加者の皆さんをサポートしました。
 ボクらは普段、ドラムの音によるファシリテーションを専門としているので、文字や言葉によるファシリテーションは苦手な分野。そこにチャレンジしながら「概念」と「理念」に対する理解をより深めようという主旨。ドラムサークルの進行同様、はじまりの「?(不安)」が時間経過とともに「!(よろこび)」になっていく変化の過程を、参加者同士で共有できるよう、もぐちゃんと打ち合わせしながらプログラムを構成、それにしたがってすすめましたが、やはり、いつものドラムサークルのようにはなかなかいかず・・・。しかし、このWSを通じて、「伝え」「つながり」「分かち合い」「合意に至る」ために必要なこと、抑えなければならないことは何なのか?それが自分の専門である音をつかわずにおぼろげながら見えたことが大きな学びでした。参加者の皆さんも普段のドラムサークルのように「?」が「!」に行きついた人、行きつかなかった人もあったかと思いますが、その過程のあり方こそに学びがあったものと、受け取ってもらえたら幸いです。
13344594_1044807142269016_531587743  ファシリテーションのこと、もっともっと勉強せねば!!
・「ドラムサークルの日本文化適用性」石川副理事長 45分
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 2日目午前、モーニングドラムサークルで静かにゆったり心と身体をほぐした後は、石川武副理事長による「ドラムサークルの日本文化適用性」というセミナー。日本でドラムサークルの礎となってきた石川さんの20年にわたるご経験から、大変示唆に富む内容でした。そこでも、ドラムサークルの根幹をいつも忘れずにいることの重要性が説かれ、基礎的な知識の理解と実践がいかに大切か、参加されたDCFA会員様同士で共有できたことは意義深いものでした。
<<ドラムキャンプ本編>>6月4日(土)午後~5日(日)夕方まで
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・ウェルカムドラムサークル  90分
 全国から荷物を抱えて飛行機、電車を乗り継ぎようやくたどり着いた皆さんを、会員勉強会メンバーのリズムで大歓迎!すぐにそのリズムは参加者全員の強力な一体感となり、笑顔の花満開のドラムサークルとなりました。
 そんなウェルカムドラムサークルをファシリテートしてくれたのは、昨年のベストファシリテーターオブザイヤー受賞者のくみんちゃん@名古屋。ドラムとボーカルのコラボにより、短時間で80人を一体化させ、その大いなる楽しみと利活用の可能性をシェアしてくれました。
・SFチャレンジドラムサークル  60分
 DCFAが認定するスティミュレイティブファシリテーター(積極果敢にドラムサークルを普及促進させるファシリテーター)担当によるドラムサークル。今回のドラムキャンプはDC原点回帰がテーマだったのですが、ここではDCのドラムサウンドを引き立たせたり、そのスパイスとしてなくてはならない、シェイカー、ウッド、メタルなどの3種に分類される小物パーカッションによる、スモールタンバ―DCを行いました。DCの中でスモールタンバ―パーカッションは、ドラム類の引き立て役として頻繁につかわれるのですが、そのスモールタンバ―パーカッションだけをつかって80名による60分のDCを成立させるのは、全国的にもその実践例は少なく、SFの皆さんにとってはかなりチャレンジ性の高いDC。13312796_1044938435589220_7878515_2
 事前にSFみんなであつまり、打合せ。みほちゃん(DCFA理事)、もぐちゃん、ぽむ・るーじゅの2人をメインに、普通のDCのようにその流れをつないでいき、他のSFがそれをサポートしよう、という確認のもとにすすめました。
 結果!80人によるやさしく静かなスモールパーカッションの音色の集合とその変化は、それは予想以上に美しく、スモールタンバ―だから、と特に構えることなく、通常のDCと同じように参加者の音を読み解きながらファシリテーションすれば、80人による60分のスモールタンバ―は十分可能、ということ。しかも、時間オーバーで、まだまだやりたいぐらいでした。
 個人的には、ぽむ・るーじゅあっこさんによる静かな朗読の声の響きは、DCの音を、風景や情景のイメージとむすびつけるのに絶妙なコラボレーションとなりえること、大きな発見でした。
13343014_1045655782184152_199341830 ・ドラムキャンプ15スペシャルDC  90分
 今回のドラムキャンプのメインイベントと言っていいプログラム。それは、ゲストファシリテーターでありこの道のパイオニアである、アーサー・ハル氏のファシリテーションによるDC。
 ボクがこの11年間ほぼ毎年受講してきた、アーサー氏によるファシリテータートレーニングにおいては、その最終日にトレーニング開催地におけるコミュニティドラムサークル(参加者属性を問わない自由参加のDC)が行われ、アーサー氏はその冒頭だけをファシリテーション。後は受講生によるジャンプイン(その都度の判断によりセンターインするファシリテーターが入替る)方式となります。なので、最初から最後まで90分のDCをアーサー氏がフルでファシリテーションするDCを体験することは、DCファシリテーターを志す人にとって、それはかなり貴重な機会なわけです。
 事前にボクは、アーサーから呼び出され、「ベースドラムを叩いてほしい。もりぶーがベースをキープしてくれることで、ボクは安心してファシリテーションできるんだ。」と言われ、感激。ベースドラムは、そのDCのまさしくベース(基盤)を支えつづけるDCサウンドのかなめで、サークル中央部からパルス(リズムの基準点)を示しつづけます。ボクがベースを叩く目前で、アーサーが「コレがDCファシリテ―ションの基本中の基本だよ」といわんばかりの、わかりやすい基本的なキュー(合図など)を展開し、ボクのすぐ背後では、ボクのもう一人のこの道の師であるペッカーさんがアゴゴベルでいち参加者として楽しそうに演奏している。ボクは2人の恩師にサンドウィッチ状態。ボクの夢はかなったのです。叩きながら3回ほど、涙があふれ出そうになるのをこらえました。だって、みんな楽しそうに笑いながらタイコ叩いてるのに、その輪の中心付近にいるボクがおいおい泣いてるの図はかなり恥ずかしすぎる、と思ったから。
 案の定、ソレは素晴らしいDCとなりました。たしかにDC経験者が多く、みんな叩くのはうまいです。しかし、そんなことは関係なく、参加者が学ばずに学びその経験を積み上げ、参加者同士の対話を促しながら音楽的にそのコミュニティを成長させていく、教えずして教えていくその奥義。ボクにとってこの11年間学びつづけたエッセンスがそこにありました。はじめてその奥義に触れる皆さんにとっては、それは今後忘れられない特別な体験だったことと思います。
アーサーへの最大限の感謝の気持ちを込めて、つま恋名物、巨大露天風呂天然温泉「森林の湯」へアテンドさせていただきました。ONSENNNNNNNN・・・・・・・・・
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・モーニングアクティビティ 45分13315323_1045408755542188_757137949
 最終日の朝は、毎年参加者の皆さんの中にいらっしゃるスペシャリストのスピリットをシェアするプログラム。今年は太極拳の達人、李さんによる観息(かんそく)法、自分の息を観るだけで自分の体内をニュートラルにできる驚きの体験と、東北から来たSFかよちゃんによるモーニングムービングスマイリングで朝から笑顔大満開!!
・アーサー・ハル氏によるリズムゲームワークショップ  110分
Dscn6627  前日にアーサーのファシリテートするDCを堪能、そのDCや集団的即興音楽づくりの中で、どのような視点と考え方により、リズムゲームを組み立てていくのか、実例をまじえながらすすめめていただきました。
 ドラムの3つの音域(低音、中音、高温)をつかったソングメイキング方法。フルグルーブ(全員のリズム)とソロプレイの対比、ソロプレイの複層化と対話化による音楽性の向上、フルグルーブのより自然な音楽性向上方法などなど、DCを学ぼうとするものにとっては垂涎の内容もりだくさんで110分ではもったいなすぎる、少なすぎる内容でした。アーサーが氏の著作でも書かれている通り、DCはやはりドラムによるジャズなんだ!そしてアーサーが今回のテーマ「DC原点回帰」を、期待以上に参加者に示してくれたことがとてもうれしいものでした。
・セレクトワークショップ 90分Dcfa_and_arthur160604
 最終日午後は、DCFA理事の皆さんによるセレクトワークショップ。DCFAの理事は、全員がその道のスペシャリストばかり。
 1.DCファシリテーション基本の基:飯田理事、菊本理事
    これからファシリテーターを目指したい初心者向けのDCファシリテーション体験。
 2.DCファシリテーショントライアル:ペッカー理事長、妹尾理事
    DCファシリテーション経験者による様々な実験の場。
 3.パーカッションベーシック:石川副理事長、もりぶー
    ハンドドラムの鳴らし方叩き方!    
 4.フリーダム!
    まさしく自由にフリーダム!
 各会場、盛り上がりました!!
・クロージングドラムサークル 75分
13339640_1045499268866470_8438828_2  ドラムキャンプ最後を飾るクロージングDC。今回はより会員主役のドラムキャンプとしてクロージングさせるべく、DCFA会員交流部会を構成する全国の各地域支部長さんたちによるコ・ファシリテーションにより展開していただきました。
 中部地区支部長、まっちゃんの元気ハツラツハッピー全開DCから、音量が下がっていき、その音の中で修了証授与式へ。参加者一人ひとり呼び出され、ペッカー理事長から愛情のこもったコメント付きで、修了証を授与。参加者一人一人の笑顔、ダンス、パフォーマンス。そんな一芸したくない人は、しなくても場が盛り下がらない安心感と温かさ。そんな場がドラムによりつくられるのがドラムサークル。
 そして、ベストファシリテーターオブザイヤー2016の発表と授与式。今年は、教職を投げ打ちサンバとDCでスマイルビートを生み出しつづける群馬の清水和美(カズ)さんに決定!しっかし、カズのオドロキの瞬間の顔にはウケた!(笑)
 最後は支部長全員でセンターインし、ジャンプしてエンディング。
 おーつかれさまでっしたー!!!!!
<<ドラムキャンプその他のお楽しみ>>13327521_1045059042243826_340795187
・超豪華バイキングディナー&モーニング
  これまで全国各地を旅してきて、バイキング方式の食事で、ココを上回るものを食べたことがありません。そして、地元静岡が世界に誇る「お茶」。コレが実にうまいのです!大げさではなく、それほどつま恋の食事は絶うまし。
・大露天風呂温泉「森林乃湯」
 温泉好きにはたまらない、森林の中の大露天風呂。コレに入らねば、つま恋に来た気がしません。
・部屋飲み
 音楽を楽しみ、温泉で汗を流し、とくれば、その次はアレですな。
 キンキンに冷やした缶ビールを塩とレモンでのど奥に一気に流し込む。ドラキャンの時だけ年に1度だけ飲む、ペッカー理事長レシピによるメキシコ港湾労働者のビール作法。たまりません。
 今年は、ボクがアーサーを温泉にアテンドした後、そのまま一緒にボクと同室のペッカー理事長、石川副理事長と共に4人でカンパイすることができ、感無量!
・大自然散策
 施設周辺は森林に囲まれた大自然の中、広大な敷地。各施設が濃い緑とお花の中にゆったりと配置され、朝のお散歩したり、休憩時間に無目的にただ歩いてみたりが実に気持ちいいのです。
 来年も同じ時期(6月の第1週末)に開催予定。
 こんな楽しいリズムイベント、来年はアナタもぜひ!
<<感謝>>
Dc15dcfa160604  皆さんのおかげで、ボクのここ数年来の念願であり、夢であったアーサーのいるドラムキャンプを実現することができました。願い、行動すれば、必ずその夢は達成できること。あらためてそれは皆さんのおかげです。ありがとうございました。
 ・参加してくれた全国のみなさん
 ・参加できなかったけど、情報拡散告知で協力してくれた全国のDC仲間たち
 ・DCFA理事と事務局の皆さん
 ・ヤマハミュージックリゾートつま恋の皆さん
 ・そして、アーサー、ペッカーという2人の恩師。
 ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
※アーサーはまだ日本にいます!
 アーサー氏によるドラムサークル、リズムゲームワークショップ、そしてワールドリズムカルチャーワークショップは、6/18(土)19(日)「ドラムアバウトジャパンINかごしま」として鹿児島市中央公民館でも行われます。
 是非、アーサー・ハル氏によるリズムをつかったコミュニティづくりの奥義を体験しに足をお運びください。
 

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