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【困難】鹿児島市芸術家派遣プロジェクト坂元中1年生ドラムサークル

P1210034・2012年11月8日(木)14:15~16:05
・鹿児島市立坂元中学校体育館
・参加者:1年生156名
・ファシリテーター:森田孝一郎
 
 これまで県内外、相当な数の中学生向けのドラムサークルを実施してきましたが、今回のケースはドラムサークル体験における個人と集団の変化の有りようが、混沌から統制を経て自立した自由と解放へ向かう、という通常パターンとは逆に進行していくという、まったくはじめての珍しいケースとなり、私自身かなり貴重な体験となりました。

 前半である程度整った全体リズムが現出し、私がセンターアウトしても自分たちで音を回していくという集団の自立現象が見られ、後半に想定していた個人の自立へ向けた展開が期待されました。しかし、後半に入ると、休憩をはさみ席替えもしたにもかかわらず、想定外の倦怠感が場を支配しはじめ、通常はルールを理解した前半の経験値を踏まえて後半はどんどん統制を緩めながら個人にフォーカスしたシークエンス(音だしの仕組み)を提示していくのですが、それとは逆に統制感を強めたキュー(合図)で、何度も場への意識を集約しなおしながらの進行となりました。

 それでも後半の進行と共に喧噪の様相はつよくなり、何度も心が折れそうになりましたが、絶対にあきらめないぞ!と言い聞かせながら、場の静寂を何度も「待つ」という状況を試み、注意力喚起を促しました。
 しかし、私の叩いたリズムをオウム返しするコール&レスポンスにはとても反応の感度がよく、場の崩壊を検知したらコール&レスポンスでまとめなおすという後半の流れとなりました。

 これらを踏まえて、生徒や先生方含めて学び合おうと思ったのは、ドラムサークルにおける生徒たちの反応がよかった、わるかったということではなく、それぞれの状況を生徒たち、先生方、そしてファシリテーターがしっかり受け止め、どう感じ、それを日常の生活のリズムにどう活かすかが一番大切なところである、ということです。
  ですから、ドラムサークルに限らず、日常から学校や家庭にて様々なコミュニケーション活動を通し、そこから強制ではなく自ら選択する行為を繰り返させることで、個人と集団の自立を促し、そこに美しい調和のとれたリズムが奏でられていることを目指してもらいたいと思いました。
 
 またドラムサークルがお役にたてますように。

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