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【変化】高校生ミュージカル「ヒメとヒコ」鹿屋公演2011

P114005811回:2011年2月12日(土)13:00~15:30(400席満席)
12回:2011年2月12日(土)19:00~21:30(400席満席)
13回:2011年2月13日(日)13:00~15:30(400席満席)
・鹿屋市リナシティかのやにて
・出演:鹿屋、国分、奄美の普通の高校生たち
・音響・照明・舞台:株式会社舞研
・作・演出:松永太郎
・演奏:松永太郎&ヒメヒコバンド
 松永太郎(Vo,Gt,Key,Per)、永志保(唄,三味線,Key)、了徳寺洋(Gt)、斎之平美和(Vln)芳田聡子(Key)、上谷耕平(B)、森田孝一郎(Dr,Per)

 高校生ミュージカル「ヒメとヒコ」鹿屋公演2011が終わりました。
 関係者の皆さん、大変おつかれさまでした。
 毎回恒例(?)のドラマーからみたヒメヒコの記録をお伝えいたします。

 このプロジェクトが動き出して4年、今回が都合11回、12回、13回目の公演。その全てにドラマーとして参加させていただいてきました。1000年前の大隅と奄美の交流が、今も息づいていることを高校生の不思議なタイムスリップ体験を通して描き出すストーリーはずっと同じですが、毎回、その公演環境は変化してきました。P1140020
 舞台に立つキャスト、ダンサー、歌い手たちが全て高校生ですから「卒業」があることはもちろん、その高校生たちのキャラクターの変化に応じた脚本の進行や挿入歌や演出の変更、追加、修正、そして会場もホームグラウンドのリナシティかのやだけでなく、奄美市や志布志市へも巡業し、それに伴う「松永組」スタッフの変更など、とにかく毎回いろんな変化への対応が求められるロングラン公演なのです。しかし、その変化があるからこそ、ロングランとしてプロジェクトの生命が脈動し続けてきているのだと思います。
 
P1140032  しかし今回は、ボクの認識ではバンドメンバーの一部変更と2日目に大島高校の高校生たちが出演者に加わるということがあったぐらいで、キャスト、脚本、挿入曲ともに目立った大きな変化は無かったようですが、実は極めて個人的に「変えよう」と決意して望んだ公演だったのです。
 それはボクのドラム自体です。今までも、もちろん舞台に立つ高校生たちを鼓舞し、お客様に感動してもらうためのサポート演奏に徹してきたつもりでしたが、その根底にあったのは、やはりバンド演奏も聴いていただく「ライブ」でした。今回、公演に先立ち、そうではないのではないかと自問自答したわけです。

 本番2週間前の舞台リハのときに、演出家の松永さんから前回昨年11月の志布志公P1140029 演のDVDをいただきました。早速自宅で観てみて愕然としたのです。極論すると「このままではダメだ!」と思ったのです。演奏は、満員のお客様の雰囲気の中、多少突込み気味ですがイイ感じで盛り上がっています。しかし、コレではせっかくの高校生たちの迫真の演技が台無しではないか!?と。もしかして、うたうときに声を張り上げねばならなかったのではないか!?と。それを思うととても申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 もっと音量を抑えて、リズムのノリは崩さず、ここぞというときだけスパイスを効かすような演奏で舞台にメリハリをつけると、もっと演技が映えるのではないか。もっとうたいやすくなるのではないか。
 このことをバンドメンバー間のメールで伝えました。演出家でバンマスでもある松永さんも同調してくれ、現場に入ってからもベースの上谷さん、音響の田中さん(舞研)、てっぺいさん(同)も「ライブとしてのノリは落とさずにうたをいかす」という共通認識で一緒に試行錯誤したのです。
 P1140057 映像音声記録を見直さないと客観的に評価はできないですが、そういったスタッフ間の共通認識が、ボクのドラミングを変える勇気を後押ししてくれるようで、とても心強く、自信をもって、そして安心してその変化へ対応できた気がします。毎回のことですが、本当にこのチームはすごいのです。

 これまでアンサンブルを主体として演奏するバンドでも同じような変化は求められました。自分でもそうしないと(音を抑えないと)と、常に自問自答してきました。しかし、そこには常に大きな不安と葛藤が横たわり安心とは程遠い精神状態での演奏に終始してきました。それはそれで貴重な経験なのですが、音だけでなく、高校生のうたやダンス、そして舞台を照らす照明や舞台セットまで含めての、ミュージカルという総合芸術をつくりあげるチームの中にいて、自分自身の変化の必要性とその手法を探しあてられたことが、この舞台づくりに関わる一人として、とても大きな満足感を得られた公演となりました。P1140052

 そんなボク自身の変化など単なるココだけの記録であって、舞台に立った高校生たちの変化ぶり、光りぶりは、それはそれは毎回、眼を見晴らされます。まったくのゼロからのチャレンジに対し、大きな不安と苦しみのトンネルを抜け、大きな大きな成果を成し遂げつつある高校生たちの舞台上での表情には、ボクたち大人がだんだんと忘れていってしまう「熱」が充満しており、自分のあり方を問い直させるに十分すぎます。今回の、ボク自身の変化への対応も、そんな高校生たちの「熱」伝導から引き出された気がしています。

 Himehikoband2011 また次回もこのチームに召集されるべく、そして高校生たちの「熱」に負けないよう修練を重ねねば、と気持ちを新たにした今回のヒメヒコドラマー記録でした。

※掲載している舞台写真はリハーサル中のものです。

松永組長から動画掲載の許可をいただきましたので、本番前の気合入れの様子をご覧ください。

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コメント

こんばんは。
初めてコメントさせていただきます。


覚えてらっしゃいますか?「京都から来た子連れのベビーシッター」です。その節はお騒がせして大変申し訳ございませんでした。あまりにも居心地が良くて、はしゃぎ過ぎてしまいました。ご迷惑をおかけしたのでは…と反省しています。

「ヒメヒコ」、とても感動しました。見終わった後、なぜか涙が止まりませんでした。あの気持ちをどう表現していいのか、わかりません。あれから、約一週間経ちますが、まだ現実に戻れない感じです。息をするのも忘れてしまうような時間でした。


ありがとうございました。


それから、教えていただいた「1日目のカレー」を「2日目のカレー」に変身させる調理法、試してみますね。


では、お体大切に。

ご活躍、祈念しています。

かしこ。

ミュージカルいいですね!なんか幻想的です。がんばってください。

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