【自主性】薩摩川内元気塾ドラムサークル@八幡小学校
・2010年6月25日(金)10:35~11:30
・薩摩川内市立八幡小学校体育館にて
・参加者:八幡小生徒約60名弱+八幡幼稚園児童10数名=70数名
・ファシリテーター:森田孝一郎
薩摩川内元気塾でドラムサークルをファシリテートさせていただくようになって3年目、本年度最初の元気塾ドラムサークルでした。
今回、会場の八幡小学校に隣接する八幡幼稚園の子どもたちも入り、子どもたちだけながら、ある意味参加者層の広い70数名によるドラムサークル。冒頭のドラムコールで一人ひとりと根気強くコンタクトをとり続けましたが、なかなかリズムがまとまっていきませんでした。ちょっとどうしたもんかと、途方にくれかけているとき、そんな窮状を救ったのは、なんど「キミが中心だよ」と耳元でささやいても我関せずでガンガンベースドラムを叩き散らかしていた男子の「ニッポン!」コールでした。
その「ニッポン!」コールに続いてみんなが「ドンドン♪」。そのうち全員一丸となって「ニッポン!ドンドン♪」で見事な一体感。ボクは何もしていないのに、見事なコール&レスポンスを彼はファシリテートしていました。
しかし「ニッポン!ドンドン♪」も永遠には続きません。そこに「飽き」や「倦怠」の状況が見られ、参加者の多くに次の段階への欲求感がみられたそのとき(トランジションポイント)を逃さずボクはセンターイン、「ニッポン!ドンドン♪」をだんだん速くしていってランブルにつなげストップカットで一斉停止。
70数名の幼児から小学生が同時に参加するドラムサークルで、時間も予定枠45分間だったため、高い精度での一体感づくりまでがボクの目標でしたが、開始から15分で子どもたちの自主性のみでそれが達成できた感がありました。
でもボクがなんらファシリテーションしていないんだけど・・・、と思いながらも、その参加者の自主性を出せた場がドラムサークルであったこと、それがドラムサークルファシリテーションなのかもな、とも思ったり。
だとすると、「ニッポン!ドンドン♪」になるまでにボクは子どもたちになにをしたのか、しなかったのか。もっとよくふりかえる必要がありそうです。
いろいろ気付かせ、考えさせてくれた子どもたち、そして協力してくださった校長先生、教頭先生、職員の皆さんに感謝します。
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