【優美】渋谷毅・さがゆき・潮先郁男
・2008年5月27日(火)19:30~21:30
・中山信一郎原案によるCD完成記念ライブ
We’ll Meet Again
・出演:渋谷毅(Piano)・さがゆき(Vo)・潮先郁男(Gt)
・CAPARVOホールにて
・お客様:127名満員
・主催:リズムハート
1975年から2000年まで営業し、日本のジャズシーンを鹿児島の地で熱くたぎらせていたジャズクラブ旧パノニカ(新パノニカは今も営業中)のオーナー、中山信一郎さん(現在闘病中)が病に倒れる前、ヴォーカルのさがゆきさんへの手紙に書き綴った夢のアルバム(CD)が完成。
CD完成までの経緯は以下に詳しく。。
・南日本新聞の記事
・渋谷さんのブログ「中山信一郎」
さて、ライブです。
昨年10月の渋谷さんのトリオ+鈴木道子さんのとき同様、JAZZ CLUB@CAPARVO というリズムハートライブシリーズの中で、しつらえました。CAPARVOホールにジャズクラブパノニカを再現しようという試みです。ステージを使わず、グランドピアノを客席に降ろし、3人の演奏家をお客さんたちがぐるりと取り囲み、間近に生音を愉しんでいただこうという場のデザイン。まさにジャズクラブの雰囲気を再現、CAPARVOホールの音響照明担当、Sさんもその趣旨をよく理解していただき、ピアノとギターはオフマイク、ヴォーカルだけを最小限のバランスで拡声するほぼフルアコースティックサウンドができました。
そんななか、中山さん本人も病院からかけつけ、たくさんの人と久しぶりの再会をよろこび、そして自らプロデュースしたCDからの楽曲の演奏を心地よく愉しんでおられました。
それにしても渋谷さん、さがさん、潮先さん、3人による演奏の上品で美しいこと。激しいリズムやパッション溢れる長いアドリブソロなど皆無、そんな一般的ジャズイメージの対極にある、音楽の美しさだけを凝縮したかのようなCDの内容が、見事にライブで再現されました。そんな演奏に、お客さんもウットリしながら聴き入り、アルコールが入り気分も高揚、あちこちで「いいねぇ・・・」「も、最高・・」といった満足感溢れる声がもれ、そんな会場の雰囲気が、演奏をさらに優美なものにしていきました。
CDも50枚以上売れて、ライブ後のサイン会も大盛況、そして打上げは1会場に入りきれず、3会場(うげつ、赤とうがらし、吉次郎)に分かれてミュージシャン、お客さんがそれらのお店をはしご、うげつではあまりのお客さんの多さに、お客さんが皿洗いのバイトに入るという状態に。入りきれなかった皆さん、すいませんでした。。
中山さんはもちろん、たくさんのお客様方に愉しんでいただいた今回のライブ。
ライブを企画主催するのは、ほんっと大変だけど、皆さんの喜ぶ笑顔が咲くと、ほんと報われます。
これも中山さんが30年以上にわたって続けてこられたジャズライブのおかげだと思います。その礎の上に今、鹿児島で行われる県内外のミュージシャンによるジャズライブがたくさんあります。そのことは、ずっと忘れずにジャズライブの現場に立ち続けたいと思います。
ありがとうございました。
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