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【共楽】第2回九州ドラムキャンプ IN 霧島

・第2回九州ドラムキャンプ IN 霧島
・2008年3月22日(土)23日(日)
霧島国際音楽ホール(みやまコンセール)及び霧島高原国民休暇村シンフォニーコテージにて
・ゲストファシリテーター:石川武
・実行委員会:森田孝一郎(実行委員長/DCカゴシマ)、ひのぴー(宮崎DC)、まりりん(熊本DC)、福ちゃん(熊本DC)、マミータ(福岡DC)、ウォーリー(DCカゴシマ)、ガメラ(DCカゴシマ)、サリー(DCカゴシマ)、シンバ(DCカゴシマ)、アッキー(DCカゴシマ)
・参加者、関係者総勢45名

 昨年3月の第1回九州ドラムキャンプ IN 阿蘇から丁度1年。今回、北は千葉県、南は沖縄まで、そして宮崎県三股町の知的障がい者音楽団体のカーニバルの皆さんの参加があり、大変充実した2日間となりました。

 【1日目】

 09:00 地元鹿児島のDC(ドラムサークル)スタッフと、前日入りして湯ったりしていたDC福岡のマミータ、九州ドラキャンの火付け役、宮崎DCのひのぴーが現地入りして、打合せ後、会場準備に入りました。途中、森田が東京からお越しになるゲストファシリテーターの石川さんと一般参加者のお2人を鹿児島空港にお迎えに行き、会場に到着すると熊本DCのまりりんも到着しており、スタッフ全員と一部早く到着した参加者も交えランチミーティング。

 12:00 受付開始、予想以上に皆さんお早目のご到着で、ドラムコール開始までちょっと間延び感がありました。1時間の受け入れ時間をどう楽しんでもらうかが事前準備として不足していました。

Qdc208032223046  12:45 ドラムコール開始(担当ファシリテーター:森田)
 間をもてあましてしまい、ほとんど待ちきれずに予定より15分ほど早くドラムコール(説明無しに自由に叩いてもらって参加者の状態を観察するドラムサークル)を開始しました。どうしてよいかわからず右往左往している参加者の皆さんをドラムサークルにどんどん招きいれながら、「ようこそ、いらっしゃいました。目の前にある太鼓でお好きにどうぞ」という気持ちを表情とボディランゲージでファシリテートしました。参加者は3割がDC経験者、7割がDC初体験という構成。3割のDC経験者がパルスとグルーブをキープしてくれました。このドラムコールでは、ストップカット、ボリュームアップ&ダウン、ランブル、スカルプティングといった支配的ファシリテーションキューでDC全体をまとめていきました。しかし、過去に参加者の40名全員が知的障がいを持つ方のDCをファシリテートしたことがありましたが、今回知的障がいを持つ参加者が健常者の中に混在する状況はボク自身はじめてだったので、その緊張感からか、ボク自身が、物理的経過時間を遅く感じてしまうというタイムマジックに陥ってしまいました。もう40分ぐらいやっただろうと時計を見たときには、まだ15分しか経っていませんでした。これははじめてDCファシリテーションをバンド仲間で練習したときと同じ感覚でした。充実したDCだと、その逆で、30分ほどしかやってないつもりでも実際は1時間ほど経過していたりします。
 でも、だんだんとみんなの表情がにこやかになり、DCの状況を参加者個人、DC全体と読み取れる余裕が出てくると時間がサーッと過ぎていきました。なんとか最初の仕事を終えて、ホッ。。

 13:45 オリエンテーション(ファシリテーター:森田)
 九州ドラムキャンプスタッフとゲストファシリテーターの石川さんをご紹介し、参加者全員に簡単に自己紹介してもらいました。そして2日間の日程の概要を説明。すでに参加者全員がお友達になったような気分になっていました。

 (休憩)

 14:15 ドラムサークル(ファシリテーター:石川さん)Qdc208032223069
 ゲストファシリテーターの石川武さんによるDC。ランブルだけでDCをファシリテートする冒頭が圧巻でした。その音のエンパワーにひきつけられ、最初のドラムコールのときより、参加者全員がDCの輪を意識して音を出しているのが感じられました。

 (休憩)

 15:30 DCファシリテーション体験(ファシリテーター:石川さん)
Qdc208032223132  ストップカット、ボリュームアップ&ダウン、ランブル、スカルプティングといった基本的なファシリテーションキュー(合図)について、石川さんの解説を交えながら、参加者それぞれにDCファシリテーションのキュー部分だけについて体験してもらいました。見てると簡単そうですが、これがなかなか一筋縄ではいかない代物。でも失敗を実際に感じる見る楽しさがあり、ファシリテーターを実際にやっている参加者にも大変勉強になる時間でした。しかしながら、数あるファシリテーションキューは、ファシリテーターがDCを支配するものではなく、参加者を楽しませるものであることや、ファシリテーションキューを出すタイミング(トランジションポイント)についてはここでは触れていないこと、しっかり補足しました。

 16:45 シンフォニーコテージへ移動(ファシリテーター:ガメラ)
 17:00 チェックイン後、温泉入浴(ファシリテーター:シンバ)
 19:15 食事(ファシリテーター:まりりん)Qdc208032223139
 食事は1日目の夕食、飲み会のオードブル、2日目の朝食、昼食と4食全て騎射場の超人気店able deliさんのケータリングを利用させていただきました。独自のスパイスとハーブを使った洋風自然食で、温泉あがりの冷たいビールで乾杯し、大変おいしくいただきました。

 20:00 ナイトインドラムサークル(ファシリテーター:石川さん)
 食事を終えた人から順次、ナイトインドラムサークル会場のコテージに移動し、いつのまにか怪しげなうたとともにナイトインドラムサークルがはじまっていました。もうすでにこの頃は、参加者同士が昼間のDCはもちろん、一緒に温泉に入り、一緒にビール飲んでごはん食べてもう家族同然の雰囲気。ナイトインDCの参加者が増えるに従い、お互い譲り合いながら場をつくっていくという参加者自らがセルフファシリテーターとなっていることが感じられました。
 Qdc208032223162 実際のナイトインDC自体も、ほとんどノーファシリテーション。参加者自体が受身でなく次々にDCに変化を求め、その求めに応じた変化を参加者自体がつくっていく、理想的なドラムサークルに近いドラムサークルになりました。クロージングでボクがファシリテーションしたクラッピングDCもかなりみんなの気持ちがひとつになって、それによる音のうごめきが感じられました。

 21:45 夜学(ファシリテーター:サリー)
 ナイトインDCを終えたら、全員でサーッと片付けて(異常に早かった・・・)すぐに夜学と称する、飲み会に突入。主催者側も一応のビール、ワイン、焼酎、ソフト類と先述のable deliさんのケータリングオードブルなど用意させていただきましたが、参加者の皆さんが持ち寄った全国各地の銘酒、珍味の数々で大豪華なDC飲み会に。DCの話、音楽の話、仕事の話など、話は尽きず、とても初対面同士の集まりには思えないのもDCのおかげ。そして最後はカーニバルのサポーターOさんのギターとうた、東京からの一般参加Pさんの太鼓とうたによる昭和フォークソング大合唱大会で盛り上がりは絶頂点に。Qdc208032223181
 0:30ごろお開きだったでしょうか。。後は各部屋で二次会に。。寝たのは2時ぐらいかな。。

【2日目】

 07:00 起床
 07:30 朝食
 以降、順次片づけし、みやまコンセールへ移動。

 2日目はあいにくの大雨。移動と片付けにかなりな手間を要すと判断。モーニングドラムサークルを30分遅らせて開始することに。 

 Qdc208032223208 09:30 モーニングドラムサークル(ファシリテーター:九州ドラムサークルの面々・・・)
 コテージの片付け、チェックアウト、最終確認などを済ませて09:45ごろ会場につくとなんと、カーニバルのメンバーがどんどんジャンプインしてモーニングドラムサークルをファシリテーションしているではありませんか!ストップカット&ゴー(全体を止めてはじめるファシリテーションキュー)だけのシンプルなシーケンスですが、それを繰り返すたびに全体がどんどんグルーブしていきました。
 そしてボクは時間を見て、全体をcloseさせるのに、前夜の飲み会で「場を和ますアイスブレークが無かった」という指摘に応え、その時点で十分、場は和んでいたのですが、さらに和ますため変なポーズストップと変な顔ストップでさらに場を盛り上げ、モーニングドラムサークルをcloseさせました。もう参加者全員の笑顔が、クライマックスに向けて走り出しているようでした。

 (休憩)

 10:30 DCファシリテーションのイノベート体験(ファシリテーター:石川さん)Qdc208032223212
 もっといろんなDCを体験してもらおうと、それまで2重の輪だったDCを1重に組み替えてシェイカーをリズムに合わせて次々にお隣に渡していくシェイカートスゲームをしました。「とって~渡して、とって~渡して、落ちてもゼッタイひろわない♪」自然とうたが出ました。輪に入りたがらない障がいを持つ参加者がサポーターの方と2人ぽつねんと輪の外にいたので、ボクはその2人の間に入って3人でシェイカートスしました。隣の人のシェイカーをとって隣に渡すことに最初は戸惑っていた障がいを持つその参加者が、声を出してうたうにつれて笑顔がほころんでいくのに、ボクの気持ちが癒されるのを感じました。
 Qdc208032223254 次にバリエーションとしてサウンドシェイプのスティックトスをやり、東京からの参加者の言いだしっぺでイノベーションゲームがはじまりました。これは、参加者各人の革新的なシェイカーの振り方を真似たり(カーニバルの皆さんの独創性に脱帽!)、グループに分かれて新しいリズムゲームを考え、発表してそのよいところをほめ合ったり、大変刺激的な時間帯でした。

 12:00 昼食
 みんなで食べる最後の食事。すでに名残惜しそうに各所で連絡先の交換がはじまりました。
 会場内では叩き足りない参加者達によるドラムセッションがはじまり、ボクはこの1年間密かに練習していたソプラノサックスを吹きました。リズムから感じ取れたシンプルなメロのリフをひたすら繰り返し、そのリフにはまりそうなスケールで超シンプルなアドリブを交え、吹きまくりました~。楽しかったです~♪気持ちよかったです~♪Qdc208032223279

 13:00 ドラムサークル for 霧島(ファシリテーター:石川さん)
 石川さんの発想で、ファイナルDC前のDCは、参加者全員がジャンプインするDCにすること、このDCがなんとなくはじまってからそうなりました。健常者はもちろん、障がいを持つ参加者(全盲含む)も全員です。過去のDC体験有無も含めこの2日間のそれぞれの感じたDCが、そのジャンプインファシリテーションに見事に反映され、ボクを含む実際のファシリテーターたちに大変新鮮な驚きと感動を与えてくれました。こんな体験は九州ドラムキャンプでしかできないものと自負できる時間でした。こんなすばらしいDCをボクが最後、closeさせたのですが、今ここにいる全員の鼓動をひとつにするイメージのclosingQdc208032223282 に涙した参加者もいました。

 14:15 振り返り(ファシリテーター:森田)
 事前計画では、グループ分けして模造紙にこの2日間で感じたことを思いもいに書き連ね、それをマッピング化するファシリテーショングラフィックの手法をとろうと考えていましたが、前段のジャンプインDCが押した関係で、一人ひとりの語りによる振り返りに切り替えました。それぞれが自分のことばで、熱い胸のうちを語ってくれました。音を共有するだけでなく、各人が感じたことをことばや文字で共有することは五感をフルに使う上でとても重要なことで、この振り返りの時間がドラキャンの感動をより深い味わいのあるものにしてくれたと思います。Qdc208032223294
 今回、すばらしいドラムキャンプにしてくれた知的障がい者による音楽団体カーニバルさんの貢献は計り知れないものがありましたが、それとは別に、昨年も九州度ドラキャンに参加された盲導犬Aさんをつれた全盲の参加者Kさんの振り返りでの最後の言葉が、ドラキャンの大きな意義を語ってくれたと思います。

 「・・・・と思いました。最後に、さりげなく、(目の見えない)僕に優しく声をかけてくれた皆さん、ありがとうございました。」

 ドラキャンは、そういう意識をはぐくむ場でもあるんだなぁ、と胸が熱くなりました。

 (休憩)

 Qdc208032223305 15:00 ファイナルドラムサークル(ファシリテーター:石川さん)
 なんの予兆も無くいきなりパレードになり、カーニバルのサポーターOさんと東京からの一般参加者Pさんがアドリブで九州ドラキャン音頭を歌いだし、ボクもソプラノサックスでその節に合わせ、一気にお祭りDCになりました。「まったおいで~♪まったおいで~♪九州ドラキャンへまったおいで~♪」
 その最高潮の盛り上がりの中で、2日間にわたる最高のベストファシリテーションが行われるのを見ました。石川さんがカーニバル代表のKさんにそっと耳打ちしたのです。お祭りDCがクローズすると、センターにはカーニバルの皆さんが全員勢ぞろいし、日ごろ練習している歌をうたいはじめました。Qdc208032223308

 これには参加者全員、鳥肌が実りました。そのカーニバルの皆さんのうたに合わせて全員で太鼓を叩き、感動、感動、感動、そして笑顔と涙。最後は参加者全員で、手をつないで輪になってありがとう三唱。ジワ~っとこみ上げてくるものを感じました。

 知的障がい者8名とそのサポーターによるカーニバルさんの参加により、ドラムサークルが障がい者と健常者が一緒になってエンパワーメント(同調化)できるものであることを実感、しかも障がい者の持つハードルを健常者が一切ハードルと感じることなく一緒に2日間楽しめたことからも、ドQdc208032223312ラムサークルがいろんな問題を解決する強力なパワーを持っていること、確信しました。

 15:50 記念撮影
 16:00 解散
      片付け

 参加者の皆さんはもちろん、関係された皆々様、ありがとうございました。
 来年の第3回九州ドラキャンは、福岡か宮崎かで行われる予定です。
 熱い熱い九州ドラキャンへ、みんなおいで~♪

 17:00 移動
 19:30 石川さん及び東京からの参加者2名と鹿児島スタッフで打上げ
      きびなご、カンパチ、うなぎ、黒豚、おでん@うげつ
      豚とろラーメン
      立飲み処SAOQdc208032223321

 23:30 解散

おつかれさまでした。

【独演】Drum Art Collabo ♪=3=

080315dac15011 ・2008年3月15日(土)19:00~21:00
・Drum Art Collabo ♪=3=
ニッセイギャラリー稲音館にて
・21名のお客様

 鹿児島市下田町の田園にあるアートギャラリー稲音館にて3.4ヶ月に1回のペースで行っている太鼓と絵画作品とのアートコラボレーション、Drum Art Collabo ♪の3回目でした。
 今回は、地元の油絵画家深川秀夫先生の「懐かしの風景展」とのコラボレーションということで、鹿児島の懐かしい風景の絵画に囲まれてのコラボとなりました。ライブを構成するにあたって、鹿児島の海や山、川そしてそこに暮らす人々などの風景は、いろんな音の情景を想起させてくれました。
 過去2回は、純粋な太鼓独演とお客様参加型の即興、そして独演の間のお芝居などをテーマ素材に構成しましたが、今回はより鹿児島の懐かしい風景と音を有効にコラボさせるに「うた」をテーマに構成しました。
 お客様が参加しやすいように、各テーブルにパーカッション類を置いたのは今までと変わりありませんが、鹿児島の風景をイメージしやすいオリジナルの「うた」を用意、みんなでうたいやすいようにラララーとかルルルーなどの歌詞を多用し構成しました。
 演目:「みなさんこんばんは♪」「カゴシマサンバ♪」「篤姫の夢は夜ひらく♪」「つけあげブルース♪」「ポカポカ♪」「おつかれさん♪」「みなさんありがとう♪」
 自宅スタジオで練習とリハを繰り返したのですが、実際の演奏では音をとるのがとても難しかったです。これを磨き上げていくにもっともっと練習が必要です。080315dac15016
 しかしビールや焼酎、ソフトドリンクに、ギャラリーオーナーのS社長はじめ、地域のお母さん方が丹精込めてつくってきてただいたお料理に舌鼓を打ちながらお集まりいただいた皆さんが交流を深め、太鼓の音とうたに酔いしれ、演奏が終わった後も深夜まで飲み喰い語り、このギャラリーの交流の場としての機能がフル活用されたイベントとなりました。
 
 おいでいただいたお客様方、S社長、そして地域のお母さん方、本当にありがとうございました。

【本質】Now's JAZZ LIVE@リレット

Nj080309100 ・2008年3月9日(日)20:00~22:00
Jazz Live House リレットにて
・出演:坂口英明(Bass)、尾崎佳奈子(A.Sax)、松本圭使(Piano)、森田孝一郎(Drums)
・お客様:43名

 ベースの坂口さんは、ボクがジャズを始めた23年ほど前から10年近くにわたって散々かわいがられた(いろんな意味で・・・)ジャズの師匠。ジャズを面白くするためのいろんな悪巧みや変態プレイを叩き込まれました。
 そんな坂口さんから10数年ぶりにお声がかかり、Now's JAZZというバンド名でライブをさせていただきました。メンバーは、坂口さんのベースにボクのドラム、そして気心の知れた尾崎佳奈子さん(A.Sax)と松本圭使さん(Piano)。
 今回、正直、かなり緊張しました。実は、スタジオでのリハ、本番前のリハ、ボクのドラムは全然ダメダメでした。。ビートのオンとオフがジャストで捕らえられず、スィングできない。速い曲に対応が出来ない。まとまった練習時間が取れないなどなど、ネガティブ要素ばかり。おまけに昨年秋新装オープンしたジャズライブハウス、リレットでの演奏も初めてで、ドラムセットは店置きの借り物、お客様は営業の甲斐あってほぼ満席。本番前、胃が口から出てきそうでした。

 でも、本番がいざはじまると・・・・そこにあったのはジャズでした。

 リハでやったことは本番ではどんどん変化していきました。キメ事は最低限に抑えた構成でしたが、そのキメ事さえ変化していくことが気持ちよく感じました。だからレーダーの感度が劇的に飛躍し、メンバーの音がビンビン脳内に響いてきました。そうなると、ボクは音に開放され、自分の持っている要素全てが音に対していつでも飛び出していける状態になりました。技術的要素や瞬間の判断力、音の読解力はまだまだ相当な力不足ですが、正直、お客様のことなどまったく関係ない、いかに自分がバンドが気持ちよくスィングするNj080309052 か?これ1点に集中した演奏ができた気がします。尾崎さんのSaxも力強くドラマチックにブロー&スィングし、松本さんのPianoはまさしく変幻自在に坂口さんの変態プレイにエントレインメントして、ボクもそんな変態メンバーの音にかなりインスパイアされました。ボクを、メンバーをそんな状態にしてくれたのはやはり坂口さんでした。しかも昔のまま、音楽に対して真摯でまっすぐ。結果、お客様はとてもよろこんでくださいました。

 やはり、ジャズは最高に変です。

【融合】音楽とダンスのコラボレーション

・2008年3月7日(金)18:00~21:00
・イベント名:COMETOGETHER
・主催:鹿児島パフォーミングアーツ
・宝山ホールにて

 「鹿児島街ごと丸ごと芸術劇場」をコンセプトにした鹿児島パフォーミングアーツは、ダンスや音楽を中心とした総合舞台芸術で地域貢献を目指すNPO法人化準備中の団体。そしてその第一歩たる今回のCOMETOGETHERは、ダンス好き主婦2人の思いがたくさんのダンサー、ミュージシャン、関係者を動かし、状況が右往左往、二転三転、七転び八起き、3歩進んで2歩下がるを繰り返しながらようやくたどり着いたスタート地点。
 ボクは今回、オープニングのロビードラムサークルと、舞台演目中でタップダンサー貴丸くんとパーカッションによるコラボレーションで協力させていただきました。

080307kpa084 ・オープニングドラムサークル
 ホール開場(18:30)の30分前からロビーを解放し、そのロビー使ってのドラムサークル。18:00からの予定が、開始を待ちきれないお客様方のご入場で10分早くドラムコール開始。ボクがスルド叩きながら「みなさん、ようこそ、こんにちわ。どうぞ、自由に叩きましょう♪」と、うたってご入場されるお客様方をどんどんドラムサークルの中に招いていきました。
 若い女のコたち、親子連れ、お年寄り、ジャンベプレイヤー、その日の出演者、いろんな属性の方々があっというまに40名ほど集まりドンチャカドンチャカ。ジャンベプレイヤーや、ミュージシャンも数人いたのですぐにグルーブが出てノリノリの雰囲気になりました。
 しかしこのような通りすがりの人たちを対象にするドラムサークルの難しさは、途中で参080307kpa090 加者の出入り(抜けたり入ったり)があるということと、通りすがりな見知らぬ参加者同士のつながりづくり、そしてサークルの外との関係性づくり、これらをどうファシリテートするかが問われます。
 開演前のロビーなので、待ち合わせ対応や次々に入場されるお客様方でロビーは騒然となり、そんな中でドンドコやりながら、最終的には100名近くになった参加者の意識をドラムサークルで鳴っている音に向けようとやってるわけで、非常に困難な状況(スキルアップには好ましい状況)が何度もボクを襲ってきました。
 080307kpa106 会場の騒然とした雰囲気のレベルがあがるにつれて、参加者の意識が散漫になっていったため、ボクは常にオーケストレーションスポットにい続けるという物理的なオーバーファシリテーションになりましたが、会場の雰囲気による状況的にはそれが要求されていることとと判断しました。
 最後は、サークルの外のホール開場待ちお客様まで巻き込んでクラッピングミュージックにもって行きました。でも、参加意識はまちまちでちょっとイマイチ。。
 でもたくさんの参加者の笑顔や、「楽しかったー!」という言葉をたくさんいただいたので、自分の反省点は次に活かすとして、参加者の皆さんに感謝。
 ホール本編にいい形で期待感をつなげられたと思います。

・タップダンス&パーカッション080307kpa052
  気鋭のタップダンサー、貴丸くんとのコラボは昨年の夏に続き2回目。今回は前回の何倍もの気合の打合せとリハーサルを重ね、最高のパフォーマンスを演じようと練習を重ねました。当初、ハイブリッドルーディメントを多用したスネアドラムで繊細にタップに音を重ねようかと思っていました。しかし、見る人に「なんじゃ、こりゃ!?」というインパクトを与えるのに、またタップの床からの打撃音にパーカッションの音を融合させるに、丁度ボクとのエンドーサー契約を準備中のHMカホンさんに無理言って床に共鳴させるカホン、すなわち底にサウンドホールの開いた世界初、アンダーホールカホン(しかも正6面体のキューブ型)を製作していただきました。これが大正解でした。すごい底面音がしました。

080307kpa043  実際のパフォーマンスですが、登場の演出、お互いのフリーソロ(ボクはドゥンベックを使用)からインプロビゼーション、そしてスィングでリズムイン、3連符のキメで高速ファンクリズムへ、6連符のキューから16分音符のキメ、再度フリーインプロビゼーションからミディアムファンクで2小節、1小節、2拍、1拍の掛け合いでトップギア入れてキメのリフでエンディング!会場、割れんばかりの大拍手と歓声。楽屋に下がるとみんなから「ウケたねー!」との言葉で握手攻め。(「ウケたのか?・・・」とも思ったけど、よろこんでくれたんだからね、ま、いいか。。)
  正直、ボクのわずかばかりのパーカッション楽歴では過去最高のパフォーマンスだったと思います。(写真はゲネプロ時のもの)

 他の各種ダンスやバンドもすばらしかった。

 全ての演目が終了しフィナーレでの舞台挨拶のときの達成感、お帰りになられるお客様方をお見送りする際のお客様方からのお声かけ、と最高の笑顔。そして打上げ。だから、舞台はヤメラレナイ。。。

 おつかれさまでした!

【慣れ】伊敷小学校4年生学年レクリエーションドラムサークル

080304ishiki003 ・2008年3月4日(火)14:20~15:05
・鹿児島市立伊敷小学校体育館にて
・伊敷小学校4年生学年レクリエーションドラムサークル
・ファシリテーター:森田孝一郎
・参加者:4年生全クラス60数名と保護者20数名約90名

 ここ伊敷小学校では、スケジュールに問題がない限り毎月第二週の土曜日にドラムサークルを実施していますので、場所も経験済み、参加する子どもたちにもドラムサークル経験者やうちに遊びに来る子も多く、勝手を知ることばかり。しかし、それが今回ボクにはプレッシャーになりました。080304ishiki009
 ドラムサークルを知っている子どもたちと、知らない子どもたち、そして保護者とが数十人規模で混在している100人近くのドラムサークルで、しかも時間が40分という短時間、これでどうやって全ての参加者を楽しませられるか?その答えを自分でつくるのではなく、ちゃんとドラムサークル内(参加者)から導くことができるか? 非常に困難な課題でした。
 
 一人ひとりにちゃんとコンタクトを試みると、いくぶんですが笑顔が引き出せました。しかし、100人近くとのアイコンタクトや耳打ちには時間を要しました。正直、かなりあせりました。結果、40分の時間で、ドラムサークルの深度としては、ドラムコール(叩きはじめのフリードラミング)での一体感づくりまでにとどまりました。
 せっかく自作してきてくれた、手づくりパーカッションももっと有効に活用するシーケンスを引き出せてあげたかったです。
 080304ishiki019 全体としては楽しい雰囲気で40分を過ごせたと思います。写真やビデオを見てもボクの見えていなかった楽しみをつくっている子もいました。しかし今回、時間も限られていたのでアンケートをとらなかったのですが、単純に楽しめた子、もっと楽しみたかった子、やらされたと感じた子、???のまま40分が終わった子、いろいろかなりバラツキがあったことだろうと思われます。

 しかしここ半年間で100人クラスのドラムサークルや打楽器講座を数回やってきて、なんとなく大人数時のファシリテーションのありかたが見えてきた気がします。やはり答えはドラムサークル(参加者)の中にありました。

 今回、ご依頼いただいたPTA4年部会の皆様、参加してくれた子どもたち、先生方、保護者の皆さん、ありがとうございました。080304ishiki025_2

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