« 2004年7月 | トップページ | 2004年9月 »

【本】千年医師物語Ⅰペルシアの彼方へ

040830
 この本は、7月に平成私学校というセミナーで講師としていらっしゃった古川洽次三菱自動車副会長に昼食時、他の塾生が質問した際、オススメの本として教わった本。作者はノア・ゴードンといってヨーロッパではベストセラー作家らしいがボクにとってはお初。それにしても、なぜこの本を読み始めたかって言うと、紹介してくれた古川のおじさん、今をときめく悪名高き三菱自動車の副会長よ。で、ことしの総会時のゴタゴタのなか就任したばっかりなんだが、就任理由が実に振るっていた。「三菱自動車の社員の子供たちがいじめられていると聞いて、それをなんとかしたかった。」ジーン、感動した!そんで、一連の不祥事にはコンプライアンス(法令順守)最高責任者として最前線で気を張っていらっしゃる。こんな感じ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040826-02012399-jijp-bus_all.view-001
 そんな古川のおじさん(ほんと厳しくも気の優しいおっさんって感じなのであえておじさん呼ばわり)の趣味は料理、ってなわけで俄然、このおじさんが好きになり、そんな人がオススメの本なら面白いに違いない!とふんでセミナー会場からシグマリオンで即座にアマゾン川に飛んで即購入した。
 
 人の手に触れるとその病気の状態が即座に感じられるという特殊感覚をもつ主人公のロブが医学を学ぶためイングランドからペルシアまで旅する物語。前半の外科医兼理髪師として親方と二人三脚で徒弟奉公しながらイギリス中を旅する話は、曲芸しながら人を集め、偽薬を売りつけ適当な診察しながら修業していくっていうスリルに満ちた話で、自分の不思議な能力と親方のずるがしこさと人の良さに悩み苦しみながらロブが少年から大人になっていくという没頭できる類のない面白さ。しかし、しかしである、、親方が死んでフランスに渡り、いよいよペルシヤに内科医になる勉強に行く途方もない旅がはじまるやいなや、ややこしい登場人物名とキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の複雑怪奇極まりない信仰の違いによる文意解釈力が求められ、読破するのがつらくなってきた。あー、結局492ページ、読むの3週間もかかってしまった。やはり古川のおじさんレベルにある方の読書力には及ぶべくもないのか??  
 書中にユダヤ商人の世界戦略の一端を垣間見る事例が随所に記載されていて、古川のおじさん(元三菱商事代表取締役副社長でもある)の国際感覚や、かつての商社魂をもってしてその琴線に触れたのかもしれないが、いやー、自分の知的レベルの低さを痛感しました。Ⅰで上下刊あってⅢ部まであるって・・・Ⅰの下巻も一緒に買ったけど、読むの躊躇してます。。無理して読むこたーないすね。読まなきゃならん本が毎月積み重なっていってる状態だし。さー、次いこー、次!


【映画】ファム・ファタール

fam
嵐の中、ほとんど強迫観念に駆られるようにシアタールームに入り、録り貯めたVから引き抜いたらぶったまげた。ただの泥棒アクションものと思ったら大間違い。各場面ごとの仕込が秀逸で、そのとき意味がわかんなくてもあとで、ナルホドの連発。一筋縄ではいかないストーリー展開。そして、あっれまーなラスト、さすがブライアン・デ・パルマ監督。キャストも美人は超美人、悪党は超悪党、バカは超バカ。ほんとわかりやすくて2週間ぶりに見る映画にはうってつけの大満足作品でした。坂本龍一の音楽も緊張感を盛り上げます。

【古典芸能】茂山狂言だー!

shigeyama
唐相撲を見て以来、大好きな茂山狂言がタダで見れるなんて!毎年霧島神宮境内でこの時期に行われる神楽まつりに茂山狂言会が初出演。万難を排し、この日が来るのを待ちわびていたわけであるが、時に台風まっさかり。会場を神宮境内から体育館に移しておこなわれたけど、そのしっちゃかめっちゃか、スラップスティックぶりはおおいに楽しめた。人間国宝の茂山千作翁は来なかったけど、13代当主の千五郎の太郎冠者ぶりは貫禄十分、ユーモア満点、見てる間中、頬がゆるみっぱなし、すっとぼけたギャグに大爆笑。さすがです。演目は、田んぼの水をムコとしゅうとで取り争う水掛聟。それと茂山の18番、棒縛り。演技は、もちろん楽しいことこの上ないわけだけど、驚きは、開演中の写真、ビデオの撮影ノープロブレムだってこと、開演に先立ちアナウンスしてるし。しっかりDV録りました。天気が良くて場所が神宮境内だったらもっと良かったかもなー。でもライブの後、家でもリピートできるなんて茂山、太っぱら、あー京都に行きたくなった。ハヤさん、よろしく!

【学ぶ】大坂昌彦ドラムクリニック

040828_001
ジャズドラマー大坂昌彦
http://www.masahiko-osaka.com/
鹿児島の楽器屋さん十字屋主催の大坂昌彦さんのシークレットクリニックに参加。参加者は十字屋でドラム教える大久保しげちゃんの生徒さんを中心に10数人の男女若者たち。大坂さんはUSから帰国当時は、バークリー帰りの新進気鋭若手ドラマーとして鳴り物入りでデビュー、ジャズ界のトップスターだった。(あ、今でもね。)旧パノニカでもマサちゃんズで来てもらって、伝統と基礎に裏打ちされたその超絶テクに唖然としたなあ。
で、今回のクリニック、いきなりボクが指名されてセットに座り、さらしものにされたんだが、なんかトクした気分。
クリニックの要約!
1.フェザリングを忘れない!(ベードラの超ピアニシモ4分音符打ち)
2.コール&レスポンスの発展形(スネアドラムのアクセント練習)
3.Swing beatは、1,2,123 Tinger ring,Tinger ring,Tinger ring,
 チーチッキ、チーチッキじゃないよ!
4. ger ring のダブルストロークは、シンバルのバウンドとフィンガーコントロールで
5.ジャズドラムの歴史と伝統を理解せよ
6.ドラマーはバンドのムードメイカー!
7.唄いながら練習せよ!
記念写真
osaka
打ち上げでは東京のジャズ状況や、K子さんの話題で盛り上がりました。
やっぱり、ジャズドラムはカッコイイ!


【アート】TOIRO展

JP510276
なんやかんやで映画も読書も停滞気味だ。いかん!飲みに出る機会を削って映画と本に没頭せねば生活習慣を変えられないんだが・・・・8/21(土)がRMOのライブで翌日、コロネットに楽器引き取りに行って、その足で市立美術館に。今開催中のピエール・ボナール展には目もくれず、地下で行われている鹿児島の新進気鋭のアーティストたちによる自主展覧会「04TOIRO展」を見に行った。なぜ?それは、前日のRMOのライブにお花を持って来てくれたボクのファンのコが出展してるからなのだ!インスタレーション中心にどれもなかなかおもしろい作品だったが、中でもこの黒いお兄ちゃんの世界には度肝を抜かされた。スキンヘッドに眉毛そり、黒いふんどしにレザーの緊縛コスチュームによる超精細鉛筆ドローイング。一見怖そうだが、ドローイング中「あ、何か質問ないですか?」とか、「あ、携帯メールが・・」って結構お茶目。しかし見てくれの異様さだけでなく、デッサンの基礎はかなりなもので、構成や素材の異質さ含め、今すぐにでもヨーロッパの路上でストリートミュージシャンと共演できる素質ありだ。いやあ、短い時間だったけど元気が出ましたよ。負けてはおれん!

磯海水浴場

040814_008
今年の夏はなんやかんやイベントつづきで海に行く暇がなくようやく子供たちと磯海水浴場へ。持参品は、缶ビール3本、アクエリアス1本、三ツ矢サイダー1本、水1本、冷やし中華、おにぎり、フランクフルト、ちくわの磯辺揚げ、氷、浮き輪、着替えやタオルや水泳パンツにゴーグル、シュノーケル、文庫本などなど。お盆でさすがに人はまばら。体操してひとしきり泳いだらボクはビール飲みながら読書。ノア・ゴードンの「千年医師物語・ペルシアの彼方へ」面白い!レビューは読み終わり次第ココで。しかし、うちの子供らは兄弟2人でよく遊ぶ。
040814_011
長男、泳ぎでは、錦江湾横断遠泳で鍛えたボクのは到底かなわないが、ヘタな泳ぎで沖の浮き島までよー泳いだわ。エライ!次男、浮き輪をはずして何度もチャンレンジしとったわ。根性あるなー。雄大なる桜島の元で毎年毎年たくましくなる子供たちとともにココ(磯海水浴場)もずっとあって欲しいなあ。
やっぱ、海はええなあ。。桜島はもっとええなあ。。

【映画】怒れ!力道山

040814_007
力道山映画なんていい映画があるわけないが、ロバート・ホワイティングの「東京アンダーワールド」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404247103X/249-1067774-5728357
を読んでから、当時の力道山周辺の出来事に興味がある。でも、この映画は、ほとんど怖いもの見たさで見てしまった。確かにその期待通り、時代がそうさせているのか現代感覚からは違和感たっぷりの役名本人同一のヒーロー映画である。力道山映画がどれぐらいあるのか調べてみたら、約30本ぐらいある。全盛期の昭和30年だけで10本あるってすごいね。さすが映画が国民の最大の娯楽だった時代。
http://www.jmdb.ne.jp/person/p0372750.htm
「力道山対キングコング」なんてほとんど怪獣として出演してるのかと思いきや、キングコングっていうレスラーが当時いたのよ。その試合で3本も映画撮ってるのってやはりテレビ見れない人たちは映画でって感覚で作ってたのかもな。
で、この映画、「怒れ!力道山」ここで描かれる力道山は正真正銘、精錬無垢な正義のヒーロー。って表の面ではそれ以外の力道山って描かれっこないんだけど。。悪徳議員の食い物にされようとしている小児マヒの施設を助けるために戦う力道山、まさにタイガーマスクのモデルか!?ま、ストーリーはほんとわかりやすいん善悪モノなんだけど、面白いのはやはり昭和30年の時代の風景。キャバレーのジャズバンド、力道山の超ハデな外車と下町、出演者のファッション、子役の活き活きした表情。そしてなんと、力道山の表情って、それら子役らの活き活きした表情と同じ輝きをしているのが、秀逸。根はこういうキャラなんだよな、きっと、と思わせる。この映画の中でも、悪徳議員の差し金のチンピラにキャバレーで襲われるが、現実生活でも表のヒーローとして国民に愛されながら、裏社会とも太くつながり、その裏社会の凶刃に倒れた最期とダブる。戦後昭和の激動期に花が開き、パッと散った虚構の世界をつくりだしたヒーローの短い生涯の魅力は尽きない。

玉竜同窓会総会

JP510272
母校、鹿児島玉龍高校同窓会総会懇親会に、初参加。ボクは、昭和60年卒の35期生。1期生のおじいちゃんたちから、40何期生かの若衆まで、年に1回一同に会すわけだが、どういうわけか、今まで縁が無かったんだなー。今回はボクが、来年の卒業20周年記念式典の実行委員長してる関係と、6年後は、この全体総会の幹事学年になるとのことで、そろそろ顔出しとかないとなー、という感じで出席。ボクはバンド三昧の高校生活で、部活してないから先輩後輩に知り合いも居ないし出席する同期生もS君とM君しかおらず、最初はあまり気が進まなかったんだけど、せっかく参加したんだからと開き直っていろんな世代の玉龍OBOGと名刺交換をネタに話したら、いろんな発見があり、おまけに同期のM君率いる応援団OBの応援歌、校歌斉唱でちょっと熱くなってしまいました。でも、6年後の幹事役、相当大変と覚悟。来年正月のの20周年イベントの結束を継続させ、こっちの全体同窓会も盛り上げていかないとなー、と実感した次第。

【本】侵略の世界史

sekai
バスの待ち時間にbookoff寄って100円本を買うつもりがレジで350円であることに気づいたいわく付きの本。清水馨八郎(けいはちろう)という千葉大名誉教授が書いてるんだが、冒頭は神国日本を謳い、なんだかなー??右翼教授のトンデモ本か?と思って読むのやめようかと思ったが、1492年コロンブス前後に始まるヨーロッパ白人による侵略の歴史は、結構本質を突いてそうでそのまま読み通してしまった。フィリピンなんて国名、スペイン人がこの島々を制圧したときのスペインの国王の名前なんよ!なんと先住民に失礼な!豊臣秀吉が朝鮮半島を完全制圧してたら、ヒデヨシとかいう国名になってたんか?ありえない。。特に19世紀後半アジアにおいてなぜ日本だけが独立国足りえたかという異色の国民性、とか、ヨーロッパ大国とアジアの植民地の距離間と人種の違い、そしてその殖民地の独立発展と本国の凋落が同期していること、日本の植民政策は本国近隣、同民族に対してのもので、元殖民地独立発展と本国発展が同期していること、など、ナルホド・・と思う箇所が多々あった。時に左派勢力への辛辣極まる過激な論評など、オイオイ、という場面はあるが、締めは今、日本は独立国足りえているか?との問いかけ。んー、難しいですなー。。白洲次郎の日本国憲法翻訳時のエピソード
http://mojazz.air-nifty.com/molog/2004/07/post_10.html
を聞いても、やっぱり日本はアメリカにいいように翻弄され、日本人が日本人であることをアイデンティティを捨て続けてきてるのかなー?という気分になります。でも、それをアメリカのせいにするのではなく、それも日本人の恥ずべき国民性として受け止め、日本人自身が今後どうして行くかが大事なのかな?と考えてみました。

【家電】エアコン付いた!

040807
つ、ついに念願のエアコンが勉強部屋につきました。サンヨーUVionという製品、某量販店で工事費込み5万数千円也。安っ!でも、涼しかー♪
この部屋は3畳しかない本とコンピュータの部屋。両サイドの本棚は以前住んでいたマンションで大工さんに作りつけてもらったのを持ってきたもの。この本棚のサイズに合わせてこの部屋を設計しました。机は右手の本棚を囲むようにコの字に大工さんに作ってもらいました。奥がパソコンする机で左手が本読む机。写真とちょうど反対側がRちゃんが勉強する側。このエアコンも、Rちゃんが秋の1級葬祭ディレクター試験目指して勉強するために買ったもの。ははー☆ラッキー!これで、ガンガン勉強がススム!(<何の?)

« 2004年7月 | トップページ | 2004年9月 »

無料ブログはココログ

amazon

  • 読書と音楽と映画で知の旅を