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【映画】さらばモスクワ愚連隊

先日ゴリさんの店PONTAに寄った際、「富樫出てる、見るか?」と言われ、借りてきたモノ。富樫って1960年代に一世を風靡し、病を患ってからは車椅子で演奏活動続けてたドラマー富樫雅彦さん。2年ほど前にいよいよ身体が支えられなくなり演奏活動からは引退されたそうですが、今は絵筆を取られてるとか某氏から聞いた覚えが・・14年前1度だけ紀伊国屋裏の旧新宿ピットインの最前列で車椅子に座ったままの圧倒的な打楽器世界を体験できたこと、しっかりボクの記憶に刻まれている富樫さん。そんな若かりし頃の富樫さんが健常な状態でドラム演奏し、しかも俳優として演技してるではありませんか!?主演は加山雄三、原作は五木寛之の青春ジャズ映画。日本映画データベース
http://www.jmdb.ne.jp/1968/cr000620.htm
で見ると、なんと、後ろでベース弾いてたのおまさん。。お元気でしょうか。う、う、。他の演奏も日野さんに宮沢さんに沢田さん、すごいメンバーばっかりだったんですねー。冷戦真っ只中のソ連モスクワで日本のジャズを演ろうっつー無謀な計画の中で、加山雄三がモスクワの不良少年を本物のジャズに目覚めさせようなどどいう設定はかなり苦しいんですが、ジャズファンにとってはなかなか楽しめる映画です。加山雄三が不良のミーシャに、「ジャズは生活なんだ、思ったことをやりたいように表現しろ!それがブルースだ!」と叫ぶのと、今夜BS2で見たトロンボーンの中川英二郎がイッセー尾形にトロンボーンのレッスンするとき言ってた「感じたままをイメージして吹く」がかぶったな。うーん、やっぱり音楽はキモはこの辺ですな。

白洲次郎

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白洲次郎って知ってるかい?今、ボクが代表的日本人を3人あげよ、と言われて答えるのが、西郷隆盛、盛田昭夫、そしてこの白洲次郎だ。前の二人は説明省略。白洲次郎は、むかーし、なんかのメンズファッション誌で、日本で最初にジーンズをはいた男として知った記憶があったきりだったんだけど、今あらためてこの本読むと、白洲次郎のカッコよさに奮い立たされるわけである。1902年に芦屋の良家に生まれたやんちゃ坊主が高校卒業と同時にケンブリッジに留学し、実家から送金される法外な仕送りで高級スポーツカーを乗り回し、レースに明け暮れる毎日を9年間過ごした後、日本に帰り英字新聞や貿易会社で世界中を渡り歩き仕事をする。そしてアメリカとの戦争が始まると、すぐに日本は負けや、と悟って仕事をやめ、妻と一緒に田舎生活で自給自足生活に入る、ときに白洲38歳。38歳で隠居ですよ!しかし、終戦後、貿易会社時代にイギリスで盟友となった吉田茂首相に呼び出され、マッカーサー占領統治下の政府との橋渡し役に。そしてアメリカの押し付けた新憲法英文草案を見て「日本は負けたが奴隷にはならん!」と激怒。しかし白洲の修正草案は却下され、失意の中でアメリカが勝手ににつくった英文新憲法を日本語に訳すのだ。そして1951年のサンフランシスコ講和条約締結後の吉田首相演説も当初英語で予定されていたが、アメリカに迎合する必要なしとして日本語での演説に変更させた。それ以降は、東北電力の会長や軽井沢ゴルフクラブの理事長を努め、1985年に死去。キングスイングリッシュで占領軍と対峙し、ツィードのジャケットなんて3年軒下で雨ざらしにしてから着るものといったイギリス仕込みのブリティッシュトラディショナリストだが、日本人である事を誰からもどこからも曲げずにその信念を貫き通したところに、西郷、盛田、共通の日本人的で崇高な国際力を感じる。しかしこの本、写真が多いんだが、あまりのファッションセンスのよさに周りの普通の日本人たちとのギャップが、さらに白洲次郎のスゴサを浮き彫りにする。カッコよすぎるこのオッサン。

ライブ【ブラックボトムブラスバンド】

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ブラックボトムブラスバンド公式サイト
http://www.j-welnet.com/bbbb/
もともとニューオリンズのダーティダズンブラスバンドが大好きで、その流れで1998年ごろから注目していた彼らがついに鹿児島に。しかもSRホールというスタンディングで100人も入ればすし詰め状態の小バコだから盛り上がらないほうがおかしい。結成して11年になるとはとても思えない爆裂パワーぶりにこっちものっけから沸点に達し、たぶんライブ参加者最年長との呼び声高い我らがRちゃんと若者らを巻き添えに踊り狂うの図。フロントがテナーサッックス、ラッパ、バリトン&アルトサックス、トロンボーンの4人、リズムがスネア、大太鼓、スーザホーンの3人の総勢7人の伝統的ニューオリンズブラスバンド形態で客席までステージにしてお祭りが90分ぶっ続け。ライブにはビールが必須だが、おかわりする余裕も無くというかその必要性全くないほどハイになれる楽しいライブでした。これも音楽のひとつの楽しみ方。やはり音楽は生がいいですなー。

お好み焼き

これを見ている広島人、関西人に問いたい。この我が家オリジナルお好み焼き、喰いたいか?
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イカやきそばをつくる。ここでは軽く炒めるのみ。
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人数分に分けてトリガラとやまいもで溶いた生地で土手をつくる。
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土手の中に溶き卵を流し込む。
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スライスチーズを乗せる。
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キャベツを山盛り
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つなぎの生地を軽くまわし、豚肉で表面を覆う。
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エイっと思い切り良くひっくり返す。焼酎飲みながら待つこと7分半。
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再度ひっくり返してできあがり。
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家長みずからが。取り分けます。040725okonomi_027
オタフクソース、マヨネーズ、おかか、あおのり、そしてからし。いただきまーす。食え喰え。美味いよー。

バスケゴール by ヤフオク

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映画「運命の逆転」
http://mojazz.air-nifty.com/molog/2004/06/post_7.html
を見たとき、主人公の弁護士の自宅兼事務所の庭に3on3のせまいバスケコートがあって、仕事の合間の運動不足解消に汗を流してたの見て、バスケなんて学校の体育の授業以来やったことないのに、いいなあ、楽しそうだなあ、なんて考え欲しくて欲しくてたまらなくなりヤフオクで落札。2100円、送料1500円。設置先の駐車場からボールが飛び出さぬよう、魚網会社のヤフオクからネットも落札。送料込みで2000円ぐらいだったか。昨日組み立てて今日も朝から汗流してるが、これが楽しいのなんの。子供たちとやってもボクが一番強いので、威張れるし。クーラーの効いた部屋でネットゲームしに来る近所の子供らもゲームなどせずにバスケするぞ、と巻き込んで世の中の厳しさ楽しさを教え込むわけ。さ、もうひと汗かいてビール飲も。密かに業界で大人気のBBコーナーでマル秘映像も配信中。
http://www.synapse.ne.jp/mojazz/bb.htm

和創亭くら蔵

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http://nangoku-bijin.com/hibon/jyuku/
に初参加した帰り、みんなで飲み喰いしに行くよな、きっと、と思ってたがあっさり解散。仕方ないので、二人で進境著しい中央駅西口界隈をブラブラしつつお店を物色。すると、おしゃれ居酒屋系のれんの前に長身美人黒前掛けインカム姉さん。お、イイ感じ。「何屋さんですか?」「居酒屋です」「居酒屋??」「パンフレットをお持ちします」パンフを受け取りしばし眺め「二人、いいですか?」「カウンターへどうぞ」ってことで、Rちゃんを連れながらその店員の美人ぶりとスマートな対応にひかれ店内に。靴脱ぎ、こじんまり掘りごたつカウンターでボーカルジャズが静かに流れる。雰囲気は◎。カウンターに立つ店員もこれまた美形で受け答えがハキハキしててとても良い。コレも◎。九州新幹線開業、中央駅ビル開業にめがけて新装開店したお店かと思いきやもう3年このスタイルで営業してるとのこと。で、生ビール2発(<オヤジ系焼き鳥屋のノリだなー)で乾杯し、料理は、ってーと、シメサバとヤリイカ中心のお刺身盛り、カマンベールチーズフライ、しゃきしゃき大根サラダ、すずきの香草焼き。地域ブランドの焼酎銘柄がずらり、市来の名前忘れたなんだか焼酎をロックで飲る。締めはうにソースパスタ。帰りは美形女性店員がずらりと玄関で送ってくれた。で、総評ですが、お店のつくり、コンセプト、店員の教育、どれも申し分なし◎。料理はそこそこ○。難点は生ビールが陶器で出てくるのは良いが、ほとんど泡で△。料金は2人で1万ちょっとこれも△。けど、いい店なので、ちゃんとビールの泡の件はクレームつけときましたです。
鹿児島市西田二丁目、和創亭くら蔵

マイケルムーア「アホでマヌケなアメリカ白人」

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映画「ボーリングフォーコロンバイン」で完全にノックアウトされて、マイケルムーアにはまり、「華氏911」が公開されるの楽しみでしょうがなく、あのユーモア溢れる批判精神を本でも感じたく、読んだわけ。
でもなー、なんだかなー。コレは。。映画とはまったく別人のような感じがしなくもない。訳が悪いのか?んー、マイケルよ。お前もアホでマヌケなアメリカ白人なんだよなー結局。ブッシュと同じ狢。ちょっとマイケルに対する印象、見方を変えざるおえない本だが、「華氏911」も見に行き、今後も彼を追っかけるんだろうな、きっと。はは。

薩摩琵琶「薩摩義士伝」

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薩摩武士の三大必須科目が一撃必殺の剣法、野太刀自顕流、竹を切り削り自然を奏でる笛、天吹、そしてこの薩摩琵琶である。無骨をもって千年以上にわたり中央封建と対峙し、明治維新を成しえた薩摩武士たちの三大必須科目のうち2つが音曲(おんぎょく)、すなわち音楽であったという事実を恥ずかしながら最近知った。で、近所の青年会館艸舎
http://www.sosya.or.jp/
で行われた「さつまのガラッパどん」というイベントでの薩摩琵琶を聴きに子供らをひきずり行った。艸舎の駐車場にござを敷き、周りではヨーヨーやら売っててちょっとした夏祭り気分(ビールが欲しい・・)。薩摩琵琶は琵琶の演奏と歴史伝のうたと語りによる複合芸術。今夜のお題目は約250年前の薩摩藩士らによる木曽川治水工事の悲劇を語った「薩摩義士伝」。演者は、龍洋会の伊藤政夫さん。ベン!というバチの響きで緊張と静寂が頭脳を刺激し、脳裏に250年前の藩士の苦悩がまざまざと蘇る。無理難題超理不尽な幕府命も、半端な工事をしては薩摩の恥と、総奉行平田靱負は工事を完遂、しかしもともと無理な工事、自然予算超過した責を取り、自刃する無念。このような激しいリーダー像って現代に見られるものか。。

映画「刑務所の中」

仕事終えて19:30受付終了のヘアショップに駆け込み、火の玉カットにしてもらったら22:00。そうだ!久しぶりにNOBBYSに飲みに行こうって何事も無く帰ったら24:00。このまま寝るにはもったいない。ってことで、コレ。実際に銃刀法違反で3年臭い飯を食った花輪和一の原作を、たけしのTVタックルによーく出て辛口とばしまくってる 崔洋一監督、作者の花輪はそのまんま実名で、山崎努が主演。さすがにその他の受刑者は実名じゃないよなー。実はボクも3年前刑務所に入りました。ボーズ頭の受刑者の皆さんにボクのバンドの演奏を聴いていただいたんです。その話も濃いんですが、置いといて、刑務官に「知ってる受刑者に気づいても絶対に口外しないように」と注意されましたからな。で、映画ですが、男色強姦、暴力、脱走、いじめ、拷問といった従来のムショモノとは明らかに一線を画す、ホノボノー。静かに、静かに刑務所での時間が過ぎてゆきます。めしが美味い、お菓子もでる、テレビも見れる、映画も見れる、本も読める、昼寝もできる、運動もできる、仕事もできる、お正月にはおせちも出る。映画の中の花輪は、確実にココの生活を気に入り、楽しんでる。でも、でもですねー、、「刑務所」でblog検索すると、エグイのがいっぱいあって正直怖いのでトラックバックしましぇん。しかし山崎努の演技は絶品。CMに使いたい!


映画「人間の証明」

白い巨塔よろしく最近TVドラマでリメイクされるときいて、無性に見たくなり明日早いのにビデオライブラリから引っ張り出して見た。1977年作だからもう30年近く前の森村誠一原作角川映画。見るの3回目ぐらいになると思うが、正直、その奥深い人間ドラマに心を打たれた。冒頭はかなり無理のある展開に脚本の陳腐さは否めないが、豪華すぎるキャストの個性がつぶしあわず活かしあい、二重三重に折り重なった登場人物の心のひだをめくりめくる。松田優作の存在感は言うまでも無く、ほんの数分しか出演していないジョー山中の、魂の主題歌そのもの、演技を超えた魂の演技が冴え渡っている。「人間の証明」と言ってほとんどの人が思い浮かぶのが、松田優作ではなくジョー山中であろうことからしても、この作品への貢献度は計り知れない。「人間の証明」主題歌をバックに麦藁帽子が谷底に落ちていくシーンは、音楽と映像の対比で言えば完全に音楽が主役で、映像が音楽の高揚感をさらに引き立てています。
しかし驚くべきは全ての原点、西條八十の「帽子」という題名の詩から、原作者の森村誠一はもちろん、この映画にかかわるすべてのクリエータが強い感銘を受けていることトラックバック先のブログで知った。なんかうまくまとまんないが、ジョー山中は健在なのか?

「坂の上の雲」司馬遼太郎

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日露戦争100年、現代ビジネスマンのバイブルと化した感のある司馬遼の「坂の上の雲」だが、著作論評はさておき、時代についてまだ関係者の子孫が多数存在していることもあり、ヘタなことは書けないはずだが、優秀な人物、アホバカマヌケな人物この対比がかなりきわどいよなあ。この辺の対人マネジメントが描かれてるところが中小企業の経営者にうけてるのかなかな?特に明治の軍人スバラシイ、昭和の軍人トンデモナイといった感じの表現は個人的にはちょっと司馬遼・・そこまで言わんでも・・という感じがしないでもない。歴史家の加来耕三氏
http://www.kaku-kouzo.com/
の講演会を先日聞いたが、氏にによると、「司馬さんはウソばっかり」とのこと。まあ、歴史小説ってあくまで小説だからなあ・・とか思ったが、ん?でも待てよ、歴史小説ってノンフィクションじゃないとすると、実在の人物の実名で書かれてるの、それ小説ってこと、ん?ん?何かヘンだ。そのへんのこと、加来さんの講演会の打ち上げで聞きたかったのだけど、お姉ちゃんたちと盛り上がってるうちに忘れてしまった。。
しかし、ま、昔の人ってホント、凄いとしか言いようのない、戦争が日常だった時代が3代前は普通だったわけで、小説として読むかノンフィクションとして読むか、読者個人の感性次第か。地上デジタル放送が始まる2006年のNHK大河ドラマでどうなるか?

映画「パッチアダムス」

泣いた。泣きっぱなしだった。はじまって10分後の指4本の話から泣きつづけた。医者の権威主義を否定し、患者と同じ目線でお互いの人生の価値を高めることが医療であるという新たな価値観を創造しつづける医師パ

ッチ。過去の既成概念にとらわれるな。物事を違う角度で捉えると新たな価値が生まれる。浣腸バルブを鼻にさし、お互いの人生の価値を高めるために助け合い、夢を追い、心豊かに暮らそう。元気になる高密度なビジネ

スセミナーに参加したような映画。

コレも実話とのこと。こんな土壌があるのもアメリカ。

映画「神の街」R指定

ブラジルリオのスラム街の貧困の中ですさんだ生活を送る小年たちが走る強盗とドラッグ。そこでのシマ争い。子供の頃から残虐非道振りを発揮するリトル・ゼは、18才にして街のボスとして君臨するが、他の若者のよ
うに音楽やドラグ、セックスでハイになろうとはせず、かたくなにシマの覇権に執着し、強盗と殺しで自らの存在価値を見出そうとする。モテナイ悲哀からくる憎悪。シマを荒らす小さな子供を脅し、泣き叫ぶ子供の足を拳銃で打ち、その子供の相棒を自分の部下の少年に殺させるシーンは、自分の感情に激震が走る。今、1人、人を殺さなければならない状況になったら、確実にこのリトル・ゼを殺す。抗争は抗争しか生まない。弟を殺されたバスの車掌は復讐のためリトル・ゼを狙うが、その過程で警備員を殺
してしまい、その警備員の弟に殺される。まさしくアメリカとアラブの抗争と構図は同じ。抗争の果てに子供たちから殺されるリトル・ゼに今のアメリカがだぶる。
リオの実話。日本に生まれてよかった。。

映画「ボーンアイデンテティ」

反政府活動家の暗殺に失敗し記憶を失ったスパイ人間兵器。自分は何物なのか?何がしたいのか?自分探しに命がけで冒険するのにお約束で美女が巻き込まれ、最後は結ばれてハッピーエンド。なんでこんなつまんない映画を見てしまった?ここんとこ見る映画、ハズレばかり。次から見はじめ
て30分で引き込まれなければ見るのをやめよう。

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